わたしとラグのある暮らし
わたしとラグとの衝撃的な出会いから約7年、、、初めて心を奪われたのはバルーチ族のプレイヤーラグでした。渋くてかっこいい色使い、初めて見る形のデザインにすっかり夢中に!
実物をこの目で見てみたくて、絨毯屋さんの前を何度も行ったり来たりしてドキドキしながらなんとかお店に入ったのを覚えています。
初めて家に迎えたファーストラグもバルーチ族のプレイヤーラグでした!
かつて実家の自室で使っていたラグは、実家を出た今もリビングで活躍しています。
それから絨毯熱は冷めることなく、ますます増していく一方、、、晴れて絨毯屋になることができたのです!
時が経つにつれてラグの好みも変わるもので、そんな私がここ最近心をときめかせているのがシラーズという町に集まるイラン南部の人々が生みだすラグ達。
買い付けで2度ほどシラーズを訪れましたが、大きくて広い空とザグロス山脈、羊たちののどかな景色が印象的です。
夢のあるラグ
そんなシラーズのラグの中でもグッときているのが、カラフルだけどどこかほっとする色使いと小さなモチーフがたくさん詰め込まれたこんな感じのラグです。
動物や鳥、魔よけなど隙間を埋めるように織り込まれたモチーフたちはずっと見ていても飽きません。
最初は気が付かなかったけど、ここにこんな動物が隠れてる!と新たな発見があることもしばしば。いろんな想像が頭の中をぐるぐる駆け回って夢がどんどん広がります。。。
特にふわふわでベージュとブラウンのミックスのウールが使われているフリンジと、結び目がキラキラと輝いているオールドのラグがわたしのお気に入りです。
のびやかで自由なデザインのラグたちは買い付けの時もワクワクが止まりません! 何やら真剣にラグを眺めていますね、、、
お日さまの光の下で見るラグは本当にきれい!
私のラグの楽しみ方
我が家のシラーズのラグを窓際に移動させてからは、新しい楽しみが増えました!
よく晴れた日の朝、カーテンを開けるとラグにお日さまの光が注いでパイルがキラキラと気持ちよさそうに輝きはじめます。
その姿をぼーっと眺めていると、とっても幸せなきもちになるんです。。
そしてもう一つのちょっとした楽しみがラグとラグがパズルのように隣り合っているところを真上から眺めること。
ラグとラグの隙間はほんの少しフローリングが見えるくらいが良くて、椅子の上のラクダのギャッベと右側の細長いパキスタンのラグが斜めに入り込む、この位置がわたしのベストポジションです!
好きなものは好き
今は少し模様替えをして、ダイニングテーブルの下でオールドのシラーズを、すぐ横のソファ前に初めて買ったバルーチのラグを敷いています。
7年前のわたしが選んだラグも最近のわたしが選んだラグも、やっぱり好きなものは好きなんだなと日々実感しています。
むかし好きだった音楽を久しぶりに聴いてその頃の自分を思い出すように、むかしの自分がいいな!と思ったラグをふと見たときにそのラグと出会った時のときめきやワクワクを思い出します。
わたしはインテリアをこんな風にしたい!というものがはっきりしていないのですが、ラグだけではなくて家具も食器も居心地のいい仲間たちをひとつずつ選んで、一緒に暮らしていけたらいいなと思っています。
そんな風にみなさまにもLayoutでラグを選んでいただけたら嬉しいです。