床の色とギャッベ

床材とギャッベの組み合わせをイメージしてみました。

ギャッベを選ぶ時、色が好き、モチーフが好き、なんとなく好き、選び方はそれぞれ。

でも自宅の床と合わせた時のイメージもちょっと気になりませんか?

今回は代表的な床材のメイプル、 ビーチ、 チェリー、オーク、ウォールナット、ブラックウォールナット、アッシュ、畳の8種類にいろいろな色のギャッベを合わせてみました。

メイプル材にギャッベをスタイリング


カナダなど北米で古くから生活家具や床材など生活に密接したシーンで使われてきたメイプル材。

木目が穏やかで、淡くやさしい色味が人気のメイプルは、縮れ杢模様も見られ、光のあたり方で変化する絹のような光沢と変化に富んだ木目が魅力です。

日本でも「メイプル材」「カエデ材」として使用されています。

メイプル材に6色のギャッベをスタイリングしてみましたが、いかがでしょう?

日照時間の少ない北欧では限られた太陽の光を室内へ導くため 、室内のベースカラーであるフローリングを明るい白色にすることが少なくありません。

そうした淡白なフローリングに対して、鮮やかな色彩をカラフルに使う家具などを取り入れることが「北欧インテリア」の基本です。

鮮やかな色のギャッベでもスッと馴染んでいませんか?

ビーチ材にギャッベをスタイリング


メイプル材と同様、白っぽい色合いが特徴の木材ですが、メイプル材よりもやや桃色がかった色味のビーチ材。

ビーチ材は元々北欧家具でよく使われている素材です。

ナチュラルな雰囲気を持っているため、加工技術の進歩によって床材としても利用され、北欧テイストの住宅の床材として広まっています。

ビーチ材に6色のギャッベをスタイリングしてみましたが、いかがでしょう?

メイプル材同様、淡白なフローリングに対して、鮮やかな色彩の家具などを取り入れて北欧っぽいスタイリングにするなら明るい色のギャッベが合いそうです。

また、白やベージュも同系色ではありますが異なった素材なので存在感が生まれバランスが良さそうです。

チェリー材にギャッベをスタイリング


メイプル材やビーチ材のような北欧ポップな明るさではなく、落ち着いたナチュラルな雰囲気のチェリー材。シンプル&ナチュラルな印象であらゆるテイストの家具やカーテンに合わせやすい素材です。

ではギャッベと合わせてみるとどうでしょか?

いろいろなテイストに合せやすい素材だけあって、どの色にも馴染んでいるように感じますがいかがでしょうか?

オーク材にギャッベをスタイリング


日本はもちろん、北米や北欧でも人気で定番のオーク材。白と茶褐色の織りなす木目は、天然素材ならではの木の優しさを感じることができ部屋全体を明るい雰囲気にしてくれます。

和風・洋風どちらのシーンにも合わせやすいナチュラルなオーク材のフローリングにギャッベを合わせるとどうでしょう?

オーク材の床はビーチやメイプルに比べ少し落ち着いたイメージになりますが、ギャッベの色の選び方でお部屋の雰囲気を変えることができるように感じます。

いままでは明るめの素材でしたがダーク系の床にギャッベは合うのか?次はダーク系の床を見ていきましょう。

ウォールナット材にギャッベをスタイリング


色に深みがあり黒に近い茶色のウォールナット材の床はシックで存在感があり重厚なイメージを演出します。

ウォールナットのフローリングは床材の中でも高級感があるので人気が高く好んで使われる方も多いのではないでしょうか?

シックで木目の美しいウォールナットにギャッベを合わせるとどうでしょう?

濃いめの床の上に白いラグが敷くと部屋を広く見せることができます。赤系のトライバルと合わせれば男前インテリア!

濃い床の上に明るい色のギャッベを敷くとラグが引き立ち、お部屋を広く見せることができます。赤なのでのトーンを落としたギャッベを敷くと渋く大人の雰囲気を演出してくれます。

他の家具や壁の色とのバランスを考えて選んでみるのもよいかもしれませんね。

ブラックウォールナット材にギャッベをスタイリング


17世紀~18世紀にはブラックウォールナットの家具がヨーロッパを席捲するほど人気があったようです。

タンニンも多く含まれていて、その木肌は使い込まれていくにつれて磨きがかかり、風合いを深めていきます。年月とともに徐々に黒が抜けて明るい茶色へと変化するのも特徴で、使い込んでいくことで独特の色合いを楽しむこともできる人気の床材です。

使い込むことで風合いを深めていくというところはハンドメイドラグとの共通点ですね◎

ではブラックウォールナットにギャッベを合わせてみます。

“ブラック”の名前の通りウォールナットより濃い床色ですがどうでしょう。やはり明るい白系のラグを敷くと空間を広くみせる効果があるのは共通ですね。

アッシュ材にギャッベをスタイリング


アッシュ材は適度な硬さと扱いやすい性質からタモの代用として用いられるこことも多い床材です。水気や腐食に強い心材が灰褐色や淡黄褐色で強度のある辺材が淡黄白色と、アッシュと言っても様々な色味がありますが全体的に黄白色系の色で力強い木目を持っているのが特徴です。

はっきりとした木目ですが、女性的なやさしい表情で明るいナチュラルモダンな空間づくりに向いています。

今回は比較的白色が強いアッシュの床にギャッベを敷いてみました。

白系でかなり明るめの床なので、ラグをお部屋のポイントにするのなら同系色を避けると映えますし、同系色のラグを取り入れる時には色味の異なるクッションなどと合わせるとアクセントになり、お部屋の中にポイントを作ることができます。

畳にギャッベをスタイリング


フローリングの家庭が増えたとはいえ、畳の持つ、吸湿作用や空気の浄化作用をはじめとした様々な機能は重宝され、畳のある家もまだまだ多いですよね。

日本の伝統の床である畳と、イランの遊牧民の床であるギャッベを合わせるとどんな印象になるのでしょうか?

今までの床材と全く違う印象になりました。

うちは畳だから~とギャッベを諦めてしまうのではなく、ほかの家具とのバランスを考えながら敷いてみるのはいかがでしょうか?

畳を痛めることもなく、座布団を使わなくても居心地が抜群のお部屋になりますよ!

いかがでしたでしょうか?お部屋のイメージつくりにお役に立てたでしょうか?

床材とラグの組み合わせによってずいぶんとお部屋の雰囲気が変わりますよね。

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