暮らしとわたし Vol.13

テレビやラジオで耳にしたり、ネットニュースで見かけたり、聞いたことはあるけれど、使ったことはない言葉って案外多いように思います。語彙力が、本当にびっくりするくらいないわたしなので、使ったことのない日本語が溢れています。このブログを通して少しでも語彙力が上がるようがんばります。突然の語彙力についてのお話、なぜかと言いますと今日の冒頭で使おうとした言葉、ふと人生で初めて使う言葉だと思ったことがきっかけです。

それというのが、「このご時世…」

あんまり使いたい言葉ではなかったのですが、今日お話することの冒頭には必要だと思い使わせていただきました。

では、今日のお話です。

家具の展示会に行ってきた

このご時世ですが、展示会へ行ってきました。

そう、今日のお話はこのご時世で行くのが正しいかと言われると難しい判断にはなりますが、わたしたちのこれからの命運もかかっている展示会へ行ってきました。

もちろん万全中の万全の態勢を整えて…

いろんな展示会へは今までも行ってきましたが、今回の展示会は規模も大きく初めての場所と人との巡り合わせのある出張でした。

どこの会場でも検温とアルコールとマスクと、これが普通の世の中になっていくのかなと思いつつ会場入りしました。

わたしが働いている場所は2つのインテリアショップが横並びに建っています。ヨーロッパブランドなどのモダンや北欧デザインをメインとした家具や雑貨を取り扱うショップと、もう1つは日本ブランドや手仕事、木の温かみを大事にした家具や雑貨を取り扱うショップです。2つの店舗があって、わたしたちのショップは成り立っています。
スタッフの行き来はもちろん、お客様の好みに合わせた組み合わせをセレクトし2つのショップで購入されます。

似ているものも多少はありますが、お互いがお互いをフォローできるショップの関係が、たくさん商品のある大型家具屋さんともまた違って、それぞれの良さを生かした素敵な(自画自賛でごめんなさい)ショップをつくることができています。

そして今回の目的は日本ブランドや手仕事、木の温かみを大事にした家具や雑貨を取り扱うショップのこれからを担う商品や人との巡り合わせを見つけることでした。

遠い場所でモノ作りをしている現場というのはなかなか行くことができません。だからこそ、目でみて肌で感じて直接話すことのできる展示会などはとても勉強になる良い機会です。

人気No.1のソファメーカーへ

わたしたちのお店でNO.1人気のソファブランドのショールームに初めて訪れました。普段座れない(展示がないので)ソファに座り心地を体感して、新作ソファの座り心地も確かめることができました。

ソファで1番大事なのは、やっぱり座り心地です。

入社した当時は、座り心地の“す”の字も全くわかりませんでした。どれもこれもなんとなく同じに感じていました。だいたい良いよね?という風に…これでよくやってこられたなと思います。少しずつ少しずつ良いソファと良くないソファの違いがわかってきました。インテリアの仕事をし始めて10年は経ちますので、やっとなの?!とは自分でも思います。

お客様の暮らしを想像して、わたしたちの2つのお店を想像して、何が足りないか、何が必要かを考えて、これだと思うソファに出会える嬉しさっていいものです。

今回は、ありました!嬉しい!

ソファの展示が楽しみです。これこれ!と言ってもらえるお客様と出会うのを想像すると今からわくわくちょっとニタニタして楽しみです。

木材屋さんへ

そして、次に人となりの感じられる心地よく、いいなと思えるものに出会ったのは、3姉妹で運営されている木材屋さんでした。

昔から木材屋さんを生業としてきている家業を引継ぎ、今では3姉妹で新たなことへの挑戦や自分たちらしさを大事にしている現場、ショールームを見て、とてもいい刺激を受けました。わたしたちのショップが家具を選ぶ基準のひとつに、“優しい”があります。わたしたちの感覚や肌が触れた時の感覚、素材や環境への配慮などいろんな“優しい”を基準としてモノを選んでいます。

わたしたちが思う、同じ“優しい”を大事にされたモノ作りや人と人との対応の仕方にとても共感するところが多く、行かないとわからないことをたくさん学ばせてもらいました。

こちらもこれから展示されるのがとても楽しみです。女性目線ならではのアールのかかり具合など細かなこだわりも感心なモノ作りでした。 たくさん巡ったのに、まだ2ブランドしかお話できず、なんだか話足りないのできっと次回も展示会のお話です。長々と話すのは良くない、と前回言っておきながらの次回も同じ展示会のお話、なんでもない時の隙間時間にふわっと読んでいただけると嬉しいです。

(text : Shimazaki)


SHIMAZAKI AYAKO

模様替えがすきで、自分の部屋をしょっちゅうかえていたそんな幼少期を過ぎ、気づけばインテリアを仕事にして12年経ちました。タイプの違うインテリアショップ2店舗の店長をしながら、最近はEC事業にも手を出し始めた好奇心のかたまりのような性格です。集中力は高いけど持続性がかなり低めなのでブログを書くこと、こっそり心配しています。