2021年2月まで金沢21世紀美術館で開催されていたミヒャエル・ボレマンス マーク・マンダース|ダブルサイエンス展に行ってきました。
家から歩いて行けるぐらいの所にあると、そのうち行こうと思いながら、いくつもの展覧会に行けなかった事があり今回は事前にオンラインでチケットを購入して行ってきました。
アートに特別詳しい訳でもないので予備知識は全くない状態。
あった知識としては、インスタでフォローしている方達の良かったや行ったほうがいいとの投稿ぐらい。
なかには東京から、この展覧会の為に金沢にきましたという人もいて、期待を膨らませて観覧してきました。
結果、月並みですが良かったです笑。
色々サイトでレビューを読み皆様が思ったことを上手に文字に変換するなと感心させられています。
僕は上手く書けません笑。気になる方はネットで検索してみてください。
展示も良かったのですが、音声ガイドで聞いた「ボレマンスは自分が何を描いたかより描かれたイメージがどのように見る人に解釈され利用されるのかに興味があり、結局のところ同じ絵を見てもその人が知っている以上に絵は見えない。同じように見えず今までの人生経験が、貴方にそのように見せている」という感じのことを言っていて、そりゃそうだと思う方も居ると思いますが、僕には今まで思っていたことを上手く言葉にして教えてもらったなという感じです。
これを自分の仕事インテリア・家具販売で考えてみると店頭に来店いただく方の多くは、いくつも家を所有して家具購入を何度かしていたり、家具好きな人ではない限り購入時の知識は無い訳で、
例えば肘付きのダイニングチェアを見たときに、大体の方は肘を置いてゆっくりと寛げると考えるかもしれません。
勿論その通りで肘付きの椅子はダイニングでリラックスするのには良いと思います。
その反面、肘があることでテーブルの下に椅子が収納できずに場所を取ってしまう。
椅子に座ろうとする時に肘があるために後ろの方まで椅子を引かないと座れない。
中途半端にテーブルの下に肘が入ると肘が傷だらけになってしまうとか。
こんなことも肘付き椅子には考えられます。
ただ、部屋が広いのでテーブルの下に肘が入らなくても気になりません。肘についた傷は、アジで気になりません。という人もいると思いますので一概にデメリットではないのかもしれません。
でも、購入時にそのことを分かった上で買うのと買わないのでは、全然違うのではないでしょうか。
それを販売している人が伝えたかどうかも重要です。
こちらがいいですよとお薦めすることもありますが、最終的にはお客様に選んでもらう。
今まで見えていなかった方向のことも伝える。
販売の仕事はジャンル問わずに全て、販売する人の知識と経験を伝えて、その人のライフスタイルや好みを理解して提案すること。
インテリアショップはお客様の思いを空間レイアウトや家具選び、雑貨の提案などでアシストする役割なんじゃないかなと思います。
もっと僕の知識と経験が必要だと再認識しています。
2021年3月20日から、国内美術館では初めてマーク・マンダースの個展が、東京都現代美術館で行われるそうです。
多分同じ作品もあると思うので展示空間が変わって、どんなふうに自分の感じ方が変わるのか興味あるので見に行こうと思っています。全世界の美術館に行きたい。
(text : Doi)
DOI KOUHEI
富山県出身石川県金沢市在住 40歳
家具に興味を持ってから、インテリア関係の仕事に就きたいと思い金沢のインテリア専門学校へ、店舗内装デザイン会社の後、23歳ぐらいからインテリアショップ勤務。
現在も、金沢市内のインテリアショップで販売、法人営業、家具プラン作成たまに配送と何でもこなす。
趣味は、太らずにお酒を飲みたいための適度なランニングと包丁で野菜を切るのが楽しいので簡単な料理。