おしゃれ番長「Nobby」がインテリアスタイルとラグの役割ついて、あえて評論家チックに語ってみました。
シンプルナチュラル
白、生成り、ベージュなどのナチュラルカラーがベースとなり素材感のある天然木や珪藻土、麻などの天然素材に落ち着いた色合いのタイルなどを取り入れた、自然の温もりを感じるナチュラル系とスタイリッシュでさわやかなシンプル系の良いところをミックスしたスタイルです。
表情を楽しむ
自然光がたっぷりとはいるリビング&ダイニングに温かみのある木の素材があることで堅苦しさがなくお部屋で過ごす時間がゆっくり流れていそうです。
ソファのファブリックは凹凸があり軽快な印象の張地で、その色に合わせた花柄のクッションカバーとの相性も抜群 。
ソファフレームとコーヒーテーブルの木の色合いも統一感を生んでいます。
ラグはソファの足元に敷くのが一般的かもしれませんが、ライフスタイルによって合わせ方は様々です。広々としたリビングにギャッベを敷くことでソファとテレビボードのスペースを補ってくれリビングの見た目がグッとアップします。
ストライプデザインのギャッベはシンプル&ナチュラルなインテリアにお勧めです。
メリハリのある空間に
リビング&ダイニングがミックスされた空間をパッとみたときに感じる第一印象が 「ナチュラル」だと感じるインテリア。
ナラ材のフレームのソファ、クッションはベージュのファブリック。
グレーのクッションカバーはコットンでしょうか、また隣にあるブランケットは少し肌寒い時に活躍してくれそうです。
ダイニングテーブルの高さはソファに座った際に丁度いいバランスで テーブルのホワイトアッシュ系の色合いとソファの相性抜群です。
お部屋全体の色使いや柄はどれも落ち着きがあり明るい気持ちになれそうです。
この場所に敷くラグは統一感をだすためにナチュラル系の色をとり入れそうですが あえてトライバルラグをスタリングすることでメリハリのある空間を演出することができます。
ラグの中にいる鳥のモチーフはナチュラルなインテリアの優しい雰囲気にピッタリです。
リビング&ダイニングのまとめ役として必要な存在であり、サラッとしたウールの質感は長く過ごす場所には必要なアイテムです。
バランスを整える
白の床や壁、建具も白で統一された空間には強い色合いをとり入れないように1つ1つ丁寧に選ばれた家具たち。ソファとテレビボードの木の赤みは温かみがあります。ベージュのファブリック、アクセントになっているクッションカバーは柄物と凹凸感のある素材を入れることで同化せずにリビングを華やかにしてくれます。
また、籐の椅子はリビングをより優しい雰囲気にするアクセントになっています。
植物のグリーンがお部屋に爽やかさをプラスしてくれ、大きい植物だけではなく小ぶりの植物を置いたり吊るしたりして高低差をだすのはディスプレイでは大切なポイントです。
ブラウンが基調となっているトライバルラグ、グレーやホワイトがはいることでぼんやりとした印象がなくメリハリのある配色。ラグはシンプルな家具を際立たせてくれる役割があり、落ち着いた色合いのシラーズはお部屋にとけ込み主張しているというよりも家具や植物のバランスを整えてくれいます。
質感のよいものを
窓をあけて自然を感じられる場所は、それだけで居心地がいいです。
白い壁に飴色の建具と床、経年変化により木の色が深みを増していったのでしょうか。
白のリネンのカーテンは涼しげで爽やかな印象を与えてくれ、籐の椅子はこの場所になくてはならない存在です。
1日のはじまり、1日のおわりを過ごすプライベートな空間、家具やテキスタイル選びで良質な睡眠が得られそうです。
ラグはトライバル シラーズをチョイス。
ベージュベースに鳥のモチーフと全体を包みこむように配色されたブラウンは、家具と空間の色合いがマッチしていてもテクスチャーが異なるため同化せずに馴染んでくれます。
ベッドから降りた時の足元にラグがあることで、1日の気分をあげる。
籐の椅子に座って本を読んでいるときの足元にサラッとした質感のラグがあると心地よい気分にしてくれます。
Nobby流
シンプルナチュラルのポイント
ナチュラルで木の温もりを感じる、またファブリックなども柄物はなるべく使わずに素材感のあるもので整えるのがシンプル&ナチュラルのポイントです。ベージュ系のラグをスタイリングすることで全体のバランスを崩さずにナチュラルなイメージを保つことができ、視覚的にも広くみえる効果があります。
レッドやブラウンなどの濃い色のラグをスタイリングすると空間が引き締まり、スタイリッシュな印象に。
ブルーは空の色、グリーンは植物の色なのでナチュラルさを崩すことなく馴染んでくれます。天然素材のウールのラグはナチュラル感のあるお部屋にマストアイテムですよ。
(Text : Nobby)