『ココロ優しい王子のつぶやき』

『ココロ優しい王子のつぶやき』

「ザイオンス現象」
最初は興味がなかったり、奇妙と感じていたものが徐々にその対象への親近感や好意度が高まっていくという現象

私たちLayoutの数あるイベントの中でもお客様に愛されている人気のイベント「変なラグ展」に選抜されるラグたちは出会った時から「変なラグ展用」として大切な舞台の出番を待つ役者のように特別な控室でその時を待っている。
そして、イベント期間になるとあまたのトライバルラグたちと一緒に個性派のお客様に愛され「変なラグ」から「特別なラグ」と昇格し旅立っていくのである。

はるか海の向こうから「変なラグ」という運命を背負ったモノを沢山見送った私がどうしても今回ご案内したいのはこの1枚
愛してもらえるように今まで以上にこの1枚を熱く語っていこうと思います。


2回の「変なラグ展」に選抜してもなお、お迎えがこずに控室に黙って去っていくこのラグの後姿を見送った小松はピッタリの方にバトンタッチするべく「使命」としてイベント期間ではないのに店頭に残しなおかつ光を当てて紹介しようと思います。
さながら「ガラスの仮面」の月影先生のように。または「あしたのジョー」の丹下段平のように。(昭和ですんません)


ご覧いただければわかる通りいかんせん「風変り」なこの1枚
ただ、みればみるほどどんどん「チャーミングな部分が浮き上がってくるのです。

キューティクルな髪質のこの男性。
仕立ての良い服を着ている感じはどこかの国の王子だと思いました(思いました)
肩にかけているのは銃かもしれませんがそう捉えるとちょっと怖いので
可愛い花柄のステッキだと脳内変換しましょう。
お洒落なステッキを持って仕立ての良い服をきた美髪な男性が金魚とアヒルが泳ぐ池で腰掛けています。この場所は誰にも知られず一人の青年に戻れる大切な場所
心優しい王子を慕って金魚なんて手のひらに乗っちゃっています。
「ねえ、なんで僕たちにはお迎えがこないの?」と王子に語りかけているかもしれません。「なんでだろう・・・もうすぐ素敵な人が現れるよ・・・・・」とつぶやいているように見えます。(見えます)
一国を守るという職務を全うする王子のほっとひととき動物たちとの憩いのオフタイムです。

デザインは変わっていても織はしっかり細かめで尚且つ彩りはとても綺麗
織手さんのこだわりが随所に現れています。

同じような色どりでもちゃんと表現する凝りよう。


こういったユニークなデザインはユニークだからこそハイクオリティな織やしっかりしたウール素材ではないと反対にチープな雰囲気になってしまいます。
こういったデザインだからこその「ラグとしての細部にまでこだわったプライド」が垣間見れます。

万人受けじゃなくたっていい。
「これが好き!この子は私が引き受けるわ!」というあなたに向かってこの言葉を送らせていただきます。

もしもあなたの個性が目立ちすぎるなら、それは周りの人があなたに追いつけていないだけよ(BY ウォルト・ディズニー)

目黒川を眺めながらあなたからのご連絡をお待ちしております。



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