インテリアから見る日々 Vol.6

株式会社FAH末好宏紀の連載ブログ⑥。

さて、6回目です。このブログもどこかの誰かが読んでくださっていると信じて書いてます。
ただ、反応があるのは、前田さんのみ。

こんど、layoutさんにお願いして、ブログのオフ会がしたい今日この頃。ある宇宙飛行士を題材にした漫画で、『特別な言葉が伝わる仲間がここにいた。』的な、ニュアンスのセリフがあります。
これにとても、共感したのを今でも覚えています。

『用語』は同じ知識、経験、思いがないと通じないことが日常では多いです。
ふとしたきっかけで、共通言語を持った人と話すと、とても幸せな気分になります。
はじめて会う人でも、インテリアに関わる言葉がすんなり伝わると、気の知れた人に会った時のように嬉しいんです。
自分と同じような経験をしてきたんだろうな。とか、自分が今まで勉強・経験した事は間違ってなかったんだ。と。インテリアが好きで、その話が、とてもスムーズにできる事が幸せの一つなわけです。


このブログも、そんな共通言語作りに役立てばと思います。
そして、いつか、このブログきっかけでインテリアに興味を持ってもらったり、より好きになってくれる人が生まれる事を願って、今回も一生懸命書きます。

では、本題へ。

『リビングとは何か』インテリアでは、欠かすことのできない空間。
『リビング』を考えてみようと思います。リビングと聞いて最初に思い浮かべるイメージはなんでしょうか?『ソファ?』『テレビ?』『こたつ?』『ラグ?』などなど。。。。個人的は、『ソファ』でした。
家での、起きている時間で一番過ごす場所。家で一番『リラックス』できる場所。

前回、『ダイニング』の話に時に、『顔を合わす場所』と書きました。
それに対して、リビングは、何か。
それを今回は掘り下げてみたいと思います。

私自身は、家で過ごす時間がもっとも多いのが、『リビング』です。

食事をした後に、テレビを見たり。スマホを触ったり。雑誌をみたり。ウトウトしたり。私にとって、ここが一番『家』を表す場所です。
これは、人によって違う事もあると思います。書斎が好きな人。お風呂が好きな人。寝室でゆっくりするのが好きな人。どれもアリだと思います。


最初、『リビングリラックスする場所』と書くつもりでした。
ただ、リラックスだと、ゆっくりする印象です。人によっては、ワイワイする場所ってこともあるなと思います。
そして、リラックスなら、リビング以外もあるな、と思ったわけです。『リビング』とは、なんなのか。

恒例、グーグル先生に聞いてみました。(最初にすれば良かった。。。)居間のこと。
住居の中で、家族が一家団欒を楽しみ、寛ぐことを目的として設置されている部屋。
※インターネットより引用『一家団欒と楽しむ』『寛ぐ』とても、しっくり来ました。

家族、みんなの居場所が自然にあり。過ごすことのできる場所。
『家の中心』テレビを見ながら。家族で盛り上がる。こたつを囲み、トランプをする。家族それぞれがリラックスする。寝室や、子供部屋と違い。『家族で過ごす事を目的とした場所』
リビングは『家の中心』これを今回のブログの答えにしようと思います。
家族の話を書きましたが、一人暮らしの方でも、『家の中心』と言えば当てはまる気がしました。

リビングのスペースがない家はないと思います。仮にワンルームだとしても、リビング的なスペースはあると思います。もしかしたら、ベッドの上がリビングスペースである事もあるでしょう。

家のイメージする時、中心にあるのは、『リビング』な気がします。私自身も、『リビング』のインテリアを提案する時に、『家の中心』という考え方は、大事な事だなと再認識しました。

最後に。そもそも、『リビング(LIVINNG)』は、『暮らし』という意味です。やっぱり、『家の中心』でした。

(text : SUEYOSHI)


SUEYOSHI HIROKI

株式会社 FAH 代表取締役 
1985年広島生まれ 京都育ち 1年だけカナダ暮らし。
20歳のときに入ったインテリアショップに衝撃を受けインテリアの仕事で生きていくと決意。23歳から35歳まで、広島のインテリアショップに勤務。自分のごだわりではなく、依頼者の理想を暮らしやインテリアを具体化する『カメレオンコーディネーター』を目指し日々を過ごす。
2020年 株式会社 FAH 設立。
個人宅。モデルハウス・ルーム。店舗(ホテル・飲食店等)商品開発などインテリアに関わる事を楽しくするために日々挑戦中。