インテリアから見る日々 Vol.7

株式会社 FAH  末好宏紀の連載ブログ⑦。 

7回目です。 

『7』を見ると必ず、『ラッキーセブン』という言葉が浮かびます。 
とても縁起が良い数字ということで、良いことが、あると信じて、今回もブログを書いてみようと思います。 

そもそも、ラッキーセブンの起源が気になったので、 恒例の調べてみましたシリーズ。 

以下引用。 
1885年9月30日、 シカゴ・ホワイトストッキングスの7回の攻撃の時、打ち上げたフライが風に運ばれてホームランとなり、それが決め手となってホワイトストッキングスは優勝し、勝利投手のジョン・クラーソンがこれを「lucky seventh」と語ったことが「ラッキーセブン」の起源ともいわれる。
インターネットより。 

こんなちょっとしたエピソードが100年後には、世界中の人が使う言葉になるだ。 
と思うと・・・ 

このブログのちょっとした一言が、100年後の世界の共通語になるかもしれない。 
そんな事を考えながら、今回もブログ書いてみようと思います。 

さて、本題へ。 

『ベッドルームとは何か』 

これまで、『ダイニング』『リビング』と自分なりに考え書いてきました。
家を空間ごとに定義していく。 
改めて考えてみると、意外と言葉にするのが難しい。 

今回は『ベッドルーム』 

これは、シンプルに『寝る場所』としか言いようがない。 
と、思いました。 

しかし、ここからが掘り下げる事が大事。 

いつも通り・・・ 
『ベッドルーム』も調べてみました。 

寝室は、住宅もしくは住居で睡眠と休息に充てられる部屋のことである。 
寝間ともいう。日本では建築基準法で居室に分類される。
寝具は、それぞれの文化圏において違いがある。
必ずしもベットがある部屋とは限らない。 

Wikipedia より 

文化圏によって違いがある。 
ここがとても、面白いと感じました。 

確かに、日本には、『布団』という文化があります。 
最近では、ベッドを提案することが多いですが、布団が好きと言われる方は一定数おられます。 

私自身も普段は、ベッドですが、旅館などに行った時の、布団には何とも言えない癒しを感じます。 

人にとって欠かすことのできない『眠り』
さまざまな場所で、進化してきた『ベッドルーム』 
世界のベッドルームを掘り下げてみたら面白いかもですね。 

話は戻って。 

有名なキャッチフレーズで、『人生の1/3は睡眠です。』という言葉があるくらい、大事な空間。 

ここで、そのベッドルームを再定義する為に、イメージして浮かぶ言葉を書き出してみよう思います。 

寝る。 
うとうと。 
無意識。 
気持ちいい。
暗い。
ごろごろ。 
かなりのプライベート空間。 

こんなとこでしょうか? 

これからを書いてみて。浮かんだ言葉。 

それは『素と無』でした。 
『素で無になれる場所』 

そもそも、家自体が、『素』なる場所ではあるのですが、その中でも、『ベッドルーム』特別だと思います。 

ベッドルームだけは、『人に見られたくない』という人も多いのではないしょうか? 

それだけ『素』の自分が表れている空間だと思います。 

『ストレスなく無になれて素で居て幸せな空間』であれば、それは『良いベッドルーム』言えるのではないでしょうか? 

『素』で居て、『無』になり気持ちよくなる物。 
寝心地の良いマットレス。 
快適な布団。 
心地良い明りのスタンドライト。 
朝起きた時最初に裸足で踏みたいラグ。 

こうやって改めてベッドルームに置くモノを書き出してみると快適でリラックスできるモノかどうかで、空間に大きな違いがあると再確認しました。 

よく考えてみると、無意識の時間が多い『ベッドルーム』。 

素でいたい『ベッドルーム 』。 

一日が終わり。 
一日が始まる。 

実は、時間を一番過ごしている『ベッドルーム』 

ベッドルームとは何か。 

それは、 『素敵な無意識を目指す場所』なんて、いかがでしょうか? 


SUEYOSHI HIROKI

株式会社 FAH 代表取締役 
1985年広島生まれ 京都育ち 1年だけカナダ暮らし。
20歳のときに入ったインテリアショップに衝撃を受けインテリアの仕事で生きていくと決意。23歳から35歳まで、広島のインテリアショップに勤務。自分のごだわりではなく、依頼者の理想を暮らしやインテリアを具体化する『カメレオンコーディネーター』を目指し日々を過ごす。
2020年 株式会社 FAH 設立。
個人宅。モデルハウス・ルーム。店舗(ホテル・飲食店等)商品開発などインテリアに関わる事を楽しくするために日々挑戦中。