インテリアから見る日々 Vol.14

株式会社FAH末好宏紀の連載ブログ14回目。

このブログは2020年11月に書いています。

アメリカでは、大統領選が終わったものの、史上最高の『分断』が話題になっております。
同時に、コロナの第3波が、日本を襲っています。
世界にあらゆる課題が次々にやってきます。
自分がどうこうできる問題ではないが、自分に関係ない話でもない。ある本に書いてあった、『右でも左でもなく、自由で柔軟な発想で時代を進んでいく人が、これからの時代に合った人』これに、妙に納得している今日この頃。伝統も大事。変わることも大事。別にどっちかに縛られる必要はないと思っています。

素晴らしい歴史の価値は常に必要とされるし、変化も必要でなければ、受け入れられない。
そんなことを考えているうちに、2020年も残りあと一ヶ月ちょっと。おもしろい時代になってきました。

これはこれで、すごい時代を生きてるって実感します。ってことで、本題へ。

『映画とインテリア』映画が好き。インテリアが好き。な、私にとってこのテーマをなぜ今までブログに書かなかったのが、不思議です。5歳くらいに、テレビで見た『BACKtoTHEFUTURE』が、大好きで、ビデオにとってもらって、何度も見ました。(たぶん100回は見てる)

インテリアが好きになったきっかけを考えた結果。
この映画で出てくる、『アメリカのなんでもないインテリア』だったことが、数年前に発覚しました。
今、みたいにインターネットはなかったので、海外の文化を知るのは、テレビか映画でした。
その中でも、映画の作り込みは今でも感動します。

いつか、映画のインテリアの仕事をしたいとずっと思っています。
それほど、私自身に影響を与えた。『映画のインテリア』どれだけインテリアが人生の演出に大事かが伝わると思います。

主人公が、大金持ちか、貧乏か。それを表現するのに、家の中のインテリアはとても重要だと思います。
正直、日本のドラマでは、少し空間と設定がずれていることがあります。
新人OLの部屋に、高級な家具があったりすると、実は、めちゃくちゃ大手の会社勤務で、仕事かめちゃくちゃできるか!?みたいなことを考えてしまいます。このあたりの設定や作り込みは、ハリウッド映画はすごいお金もかかっているし分かりやすいと思います。

若くして成功した実業家のオフィスには、大体同じ家具が置いてあります。正直、映画で見たイメージを無意識に覚えてる人も多いと思います。
以前にも書いたかもですが、インテリアには、暮らす(過ごす)人の性格や趣味思考がとても出ます。
家具などの歴史や値段、買う人の傾向なんかを知っていると、映画がより面白くなると思ってます。
これは、家具だけでなく、服や小物も大きく関係しているので、アパレル関係の人は、服。音楽関係の人は、CDやレコード。など。。。
そういう意味では、映画はホント、総合エンターテイメントだなって思います。映画だけでなく、ドラマやCMでも、インテリアはとても大事です。
そして、インテリアが関係ない人はいない事に、気付かされます。

もし、時間がある方は、インテリア目線で映画をみると、見慣れた映画もまた違った楽しみが見つかるかもですよ。
おすすめ映画を何タイトルか。個人的なサブタイトルもご一緒に・BACKtoTHEFUTURE(時代描写的インテリア比較)・PRADAを着た悪魔(ザ・かっこいい人のインテリア祭り)・モテキ(オタクインテリアvsイケてる人インテリア)・アイアンマン(成功者のインテリアはこれだ。)・コンフィデンスマン.jp(主人公の魅力がインテリアでめちゃくちゃ表現されてる)・M.I.Bメンインブラック(近未来的名作家具が実はたくさん。あの家具のデザインは実は宇宙人なのか?)

良かったらみなさま、映画で良きおうち時間を!!

(text : SUEYOSHI)


SUEYOSHI HIROKI

株式会社 FAH 代表取締役 
1985年広島生まれ 京都育ち 1年だけカナダ暮らし。
20歳のときに入ったインテリアショップに衝撃を受けインテリアの仕事で生きていくと決意。23歳から35歳まで、広島のインテリアショップに勤務。自分のごだわりではなく、依頼者の理想を暮らしやインテリアを具体化する『カメレオンコーディネーター』を目指し日々を過ごす。
2020年 株式会社 FAH 設立。
個人宅。モデルハウス・ルーム。店舗(ホテル・飲食店等)商品開発などインテリアに関わる事を楽しくするために日々挑戦中。