インテリアから見る日々 Vol.20

株式会社 FAH  末好宏紀の連載ブログ20 

20回目。 

前回から、写真付きブログスタイルになりました。 

前回は、インテリアコーディネートで気をつけることを書かせていただきました。 

今回は、納品事例(写真)とその解説を書いてみようと思います。 

まずは、依頼内容とコンセプト。 

いつも、お世話になっている住宅メーカーさんから電話が。 

『今度、かっこいい狭小住宅を作るから家具よろしく』 

こんな内容でした。 

自分自身も狭小住宅に住んでいるので、狭小住宅好きなんです。 

先方からのリクエストは。。。 

無駄を省いて、効率よく配置する。 

それで且つ、素敵に。 

イメージは、ナチュラルだけど、かわいくなり過ぎない、圧迫感の無い空間。 

寝室は落ち着いた雰囲気。 

そして、夢のある演出を少し。 

もちろん予算も高すぎはダメよ。笑 

って感じだったと思います。 

お待たせしました。こんな感じなりました。

この物件は、狭小住宅モデルハウス。 

『決して大きくはないけど、ちょうど良い暮らし』 をイメージしてコーディネートしました。 

こだわりポイント1。 縦の線は細く。 

空間を広く見せるために、縦のライン(主に家具の脚など)は、 

細く、黒いものを選びました。 

そうすることで、圧迫感が出ず、 

いい意味で、『軽く』みせるで、空間の広さ感じるようにしました。 

こだわりポイント2。 『家と同じ、ナチュラルな木の色と黒のコンビネーション』 

この家は、木がナチュラル。アクセントカラーが黒。(階段や手すりや照明) 

このカラーを軸に家具を揃えました。 

家具がとってつけたようにならないよう。 

家と家具が自然に調和するよう心がけました。 

こだわりポイント3。 『狭いじゃなく、ちょうどいい』 

ソファ、ダイニング、テレビボード、食器棚。 

空間は決して大きくないけど、 

それぞれの家具がちゃんと4人で暮らせるサイズで配置されています。 

無駄がないので、とてもちょうど良い空間になったと思います。 

こだわりポイント4。『寝室は少しかっこよく』 

寝室は、濃い色の家具を採用。落ち着いた空間にしました。 

濃い色の家具を設置したことで、大人な雰囲気を演出。 

こだわりポイント5。『ここに座ってぼーっと本を読みたい』 

ぼーっと。する時間も、家の楽しみの一つ。 

日を浴びながら、自分の時間を感じる事のできるスペースを造りました。 

実は、この家、屋上もあるので、 

簡単に運ぶことのできる椅子を採用しました。 

いかがでしたでしょうか。 

とても満足していただけたと思ってます。 

我ながら、いい感じに『空間を捉えた』と、思っております。 

やっぱり、インテリアって楽しいって思った案件でした。 

(text : SUEYOSHI)


SUEYOSHI HIROKI

株式会社 FAH 代表取締役 
1985年広島生まれ 京都育ち 1年だけカナダ暮らし。
20歳のときに入ったインテリアショップに衝撃を受けインテリアの仕事で生きていくと決意。23歳から35歳まで、広島のインテリアショップに勤務。自分のごだわりではなく、依頼者の理想を暮らしやインテリアを具体化する『カメレオンコーディネーター』を目指し日々を過ごす。
2020年 株式会社 FAH 設立。
個人宅。モデルハウス・ルーム。店舗(ホテル・飲食店等)商品開発などインテリアに関わる事を楽しくするために日々挑戦中。