スタッフSAの食と子育て

最近なんだか変なお天気 

一日おきにぽっかぽかのピーカンだったり、雨降りだったり 

気温も変化しすぎで身体がついていけない… 

そんな時身体を整えるのはやっぱり季節の食材、そして温泉 

季節の食材は本当に理に適っていると思う 

春の香りや苦味の強い野菜たちは冬中に蓄えて滞った身体の中の毒素を排泄するデトックスの役目があってなんとも頼もしい 

菜花に筍、蕗や蕗のとう、タラの芽・こごみ・ウドなど山菜は山のハーブ 

体調の優れない時はまず旬を食べるのがいいとつくづく思う

そして数々のメニューの中からこの時期ダントツで楽しみにしているメニューが一つあって

それがこちら 

題して

「モリモリ山椒若葉と花山椒の筍和え麺」! 

名前は欲張って長いけどいたってシンプル 

麺が見えない程盛り沢山に山椒の若葉と花山椒をどっっさりと乗せ、様々なタケノコを組み合わせた麺です(笑) 

見ているだけで笑けてきませんか? 

青々しくて爽やかなこの香りは唯一無二のたまらなさ、写真でこの香りがお伝えが出来ないのがなんともとても残念です。 

山椒=木の芽と言えば筍 

どちらも春に顔を出すもの同士の相性抜群のバディ、たった葉っぱ一枚の木の芽も筍には無くてはならない存在です 

山椒の枝にはトゲトゲが沢山ついていて、旦那さんのお店の料理長が実家付近の山中に入りある意味血だからけになりながらふんだんに採ってきてくれます、それをどっさりとお裾分け頂くという訳で、、そのストーリーに私的には更に希少性が増すのです。 

それからまた枝から一枚一枚ハサミでカットしながら摘み取る作業 

イタっっ!!とトゲに何度も刺さりながらも
地味な内職がまた好きな時間 

合わせる竹の子は3種 

⒈筍油とタケノココンフィ 

生の筍を手や包丁で裂き 
たっぷりの油で低温でじっくりとコンフィ 
その後、旨味醤油を回し入れシュワーっと水分を飛ばしながら筍に味を染み込ませていって出来上がり! 

⒉竹炭麺 

竹繋がりで竹炭を麺に練り込んで真っ黒に仕立てた麺 
寝かせてコネ寝かせてコネとしっかり捏ねる事で腰のある麺に仕上がります 
味も栄養価も大して無くただただ黒いだけだけど…
これは旦那さんのこだわり 

3.筍の煮物 

大きな大きな筍の頭を斜めに切り、縦に切り込みを入れる 
水から米ぬかと唐辛子とほんの少しのお酢を入れじっくりと茹でる 
香ばしい香りがしてすっと竹串が通ったらそのまま冷まし下処理の出来上がり 
その後は皮を剥きあっさりとだし醤油で炊いて完成 

竹炭麺を茹で、筍の風味豊かな油と醤油ダレを絡めて器に盛り 

タケノココンフィと筍の煮物、少し甘めのトロトロスクランブルエッグを添えて、どっさりと山椒の若葉のと花山椒を乗せて出来上がり! 

山椒の若葉はサクサクとした歯触りと歯切れの良さ、舌ですっきりとシビレ鼻から抜ける香りたるや 

ん、も〜 春! 

筍のコンフィも旨味が凝縮し酸味が増して味のアクセントになるし、 筍麺はもちもちで平麺によく味が絡み美味しい 

作り方は簡単でも合わせる一つ一つに手間暇を惜しまない、今しか食べれない旬を味わえる事が贅沢極まりない中国は蘇州市の家庭料理です。  

そんなこんなで今回はたっぷり春を味わったのですが 

子供には優しくない料理でした 笑 

娘は筍の皮をそーっと大きく剥き、頭にのせてとんがり帽子にして
こびとさん遊びをしたのが一番楽しかったようです ^^ 

美味しい物を食べ、温泉に入りデトックスして体調を整えましょうね!

それではまた。