だいぶ涼しくなり秋の空気を感じますね
目黒川も澄んだ空気にキラキラと輝き、桜の葉はひらひらと舞い散り
木々はちょっぴり寂しそう?
そんな季節の変化を感じる今日この頃です。
さて今回は、料理に必要不可欠な調味料『塩』とそれを使った料理の原点『おにぎり』についてお話ししたいと思います。
私はなんせ『塩』が大好きでスーパーやいろんなところでも気になってついつい手に取ってしまいます。
それは今まで料理を作ってきて塩一つでこんなにも違うの!?と何度も驚いた事があるからかもしれません。
そして今では8〜10種のお塩を使い分けています。
用途は様々ですが、お肉焼く時用、お肉仕上げ用、おにぎり用、パスタの麺釜用、焼き魚用、万能塩①、万能塩②、テーブル用、お清め用、マッサージ用、、と他にもいろいろとあって、選ぶのもまた楽しいのです。
味も甘かったり辛かったり旨味を感じたりと違うし、形状もサクサク、ガリガリ、フワフワ、サラサラ、ザラザラ、しっとりと違うのでいつも何にどれが合うかを考えています。
こちらは一部のお塩です
塩がない料理…
想像すらできませんよね
塩がキマれば大概の味がキマります。
また塩化ナトリウムは身体にも必要不可欠な栄養素だったり
浄化したり清めたり…
塩ってどれだけの役割を担っているのか計り知れず魅力がいっぱいなのです。
深~いお話はマニアックなのでまた今度にしますね^^
皆さんはおにぎりは好きですか?
嫌いな人はなかなか居ないですよね
皆さんは『おにぎり』といいますか?
『おむすび』といいますか?
握る、、、結ぶ、、、
うちは小さなころから『おにぎり』です。
私は『おにぎり』は料理の原点だと思っています。
お米と塩だけで作る最高に美味しい料理!
材料はたったの2つだけなのに作り手で味も形状も大きく変わる料理。
道具は手のみ、その道具が全ての味を担っているから魅力的ですよね!
もちろんお好きな具を入れてもよし、
海苔で巻いてもよし、
しっとり派、パリパリ派といるでしょう。
そして頬張る時も『手』
『手』から『手』へ
想いが1番に伝わる料理ではないですか!
小さい頃、台所に立つ母の後ろ姿、
記憶に残る軽やかな米研ぎのリズム、
炊き上がるお米の香り、
ひび割れた働き者の手に塩をつけ手際良く握る小ぶりの『おにぎり』
運動会や遠足、田植えの後や稲刈りの後や週末のお昼ご飯と
今でも鮮明に想いだせる母のおにぎりこそが原点なのかもしれません。
アウトドアでは友人が除草剤も使わずに無肥料無農薬で丹精込めて一年間大切に一生懸命に育てたお米を炊きました。
濡らした手に塩を付け手と手を合わせて塩が溶ける様に馴染ませる、そのお祈りの様な時間が好きです。
外で頬張るおにぎりは最高で
♪富士山の上で〜♪なんて歌まで出ちゃいますよ。
また私の友人の話になりますが
長崎の壱岐島に生活拠点を移し、自然と共に自分の軸に繋がる生活をしています。
お米から作り、月の満ちていく周期におむすびを結び『満ちるおむすび』としてゲストをもてなしているのですが、そのおむすびの美味しいのなんの!
土鍋で炊き上げたツヤツヤモチモチのご飯をその土地でとれた塩で心を込めて結びます
ゆっくりと1.2.3と程よく結ばれた塩むすびは口に頬張った瞬間にふんわりとほどけて
お米の甘い香りが広がります
目を閉じると鼻から長いため息が…
そんな彼女の結ぶ『おむすび』は心に問いかける力があるように思います。
お結び
おむすび、 おにぎりって素晴らしい。