第3回【ACTUS 広島店 橋口博史】インテリア、はじめの一歩はどうすれば?

ACTUS 広島店
橋口博史さんの 第3話

第1話、第2話と、橋口博史さんご自身のインテリア事情をうかがってきた「みんなのインテリアストーリー」。

第3話ではプロの視点で、インテリアを楽しむはじめの一歩についてアドバイスいただきます。

インテリアって、毎日過ごす部屋のこと。実は誰にも気兼ねしなくていい、もっともプライベートで、なによりも自由なもの選びができる場なのかもしれません。

はじまりは、好きなものをひとつ見つけること

インテリアというと大規模な印象を持ってしまうかもしれませんが、まずはひとつ好きなものを見つけるというところから始めるのがいいと思います。

うちのお店でも新しいスタッフが入ってくると、ひとつ好きなものを見つけてくださいと伝えています。

それを使ってみて良さを知ると、つくった人の背景やストーリーを知りたくなったり、その人の他のデザインも見たくなったり興味が広がっていくからです。その先までいくと、その時代の他の製品に興味を持つようになったり、その国のものづくりまで調べ始めたりと、どんどん深くなっていきます。

もちろんそんな深くなる必要はないですが、ひとつお気に入りを見つけると、次はこれ、次はこれ、とインテリアについて考えるのが楽しくなっていくはず。

家具じゃなくてもいいんです。

女性の方は小物や食器など、手にとりやすいものから入るのもおすすめです。まずは触れて、使ってみて、その良さを感じてもらえたら。

インテリアはルールも正解もありません。限られたプライベートな空間なので、「好き」という気持ちにしたがって何を選んでもいいのがインテリアです。

好きなものに囲まれた、自分らしくて心地よい空間をつくること。それこそがインテリアの楽しみ方であり、魅力だと思っています。


橋口博史(はしぐち・ひろし)さん

ホテルや飲食関係の仕事を経て、インテリア販売の仕事に従事。現在、ACTUS 広島店に勤務。
木工関係の仕事をしていた父の影響で、子どもの頃から木やものづくりが身近な環境に。
小学生の頃はギターを自作したことも。