暮らしとわたし Vol.5

仕事との向き合い方を考える。

今書かせていただいているブログは、書くにあたってタイトルというか、お題みたいなのがあって、それに合わせて書いています。
今まではインテリアの事について書いていく、ということだったので、案外すらすら普段わたしが思っていることをそのまま書いていました。 

ただ今回、自分自身の仕事への向き合い方というのがお題にあって、自分が今までどういう姿勢で仕事をやってきたのかな?と、今回ブログを書くにあたって、自分の仕事に対する姿勢とか考え方とか改めて考えるいい機会になりました。 

今、インテリアショップの店長をしていますが、そもそも私はもっと上に行きたい(出世したい)とかそういうのはどちらかと言うとあんまりないタイプです。

与えられたことに対して、もっとこうしたらいいとか、面白いなって思ったことに対してとことん取り組んでいくとか、自分とあと少しの仲間でわいわいやるのが好きなタイプでした。 

今の会社に入って、絶対にこれがやりたい!ということがあったわけでもなかったので、今日から雑貨担当です、と言われて、あ、わかりました、がんばります、という任せた方からすると、大丈夫かな?って、きっと思われていただろうなと今なら思います。 

少しずつ任された仕事の内容が把握できて、やることが明確になって、その中でも自分にとって面白いポイントを見つけると、やはりとことんやるようになりました。
自分の中のラインがあって、これでいいや、と思うことがあんまできませんでした。 

80点でもいい

でも、1番下だった自分に後輩ができてから少し変化があったように思います。周りのスタッフを疲弊させてしまうような無理をさせるのは、良くないということです。
こういうときは、自分が目指しているものよりもちょっと下でもいいと思うようになりました。 

お店にとって、スタッフ一人ひとりが輝いて働くことの方が、完ぺきな売場を作るより大事だと気づいたからです。 

自分の中での完成度が8割でも、周りのスタッフがその売場にたって、輝いて接客できたほうが、まわりまわって、目標達成には1番大事なことだと知ったからです。 

ちょうど、そういう考えができるようになった時期の店長に、わたしはとても成長させてもらいました。
その店長が、今でも私が目指すべき姿だと思っています。 

この人にわたしは、育ててもらいました!すごく感謝しています!と、すぐに実感する、ということのない人でした。
自分で考えて自分の力で成長している、と思えるような手の差し伸べ方や、いろんな考え方を身に着けさせてもらった人でした。 

どういうことかというと、よくよく考えると、自分の成長に大きくつながったのは、その時の店長のおかげがものすごく大きいのですが、それを感じさせない人でした。自分や仲間の協力でみんなで成長している、と思えました。 

それのなにが素敵かって、「店長にやらされている」という感覚がないという点です。 

仕事って面白い

自分たちでかんがえて、自分たちの力でやりたい方向にすすめている、と思えるから、仕事が面白い、どんどんいろんなことにチャレンジしていました。 

わたしは、仕事が面白い!と思える人を増やしたいと思っています。 

これがなかなか難しい…伝え方や接し方、動きをみていて、どうしても仕事をやらせてしまうことがあります。 

これは、わたしの課題になっています。ただ、仕事を面白いと思える人を増やしてください、と上司に言われたわけではなく、わたしがそうしたいと思うことなので、わたしの仕事への向き合い方の1つの目安のように思います。 

目指すべき最終ゴールだけは明確に、ただその過程は、仕事への面白さ、やりたいこと、のめりこむようなことがあることが大事です。 

ちょうど今、4月から移動もあり、任される店舗が増え、また新事業にも携わり、今まで以上のキャパオーバーになりかけたこともありました。 

それでもそれを乗り越えられたのは、仕事が面白かったこと、期待して任せてくれていると感じられたこと、周りの仲間が良かったからでした。
仕事への価値観が近いものがないと乗り越えるのは難しいと思います。
もし、価値観がまわりと違ったなら、その職場での仕事を続けることはとてもしんどいのではないかという気がします。 

のめりこむほど面白いこと、価値観を共有できること、誰かの期待に応えたいとおもえること、この3つがわたしの仕事への向き合い方で重要に思っていることだなと、今回じっくり考えてみておもいました。 

この機会に、ぜひ考えてみると面白いかもしれません。 

(text : Shimazaki)


SHIMAZAKI AYAKO

模様替えがすきで、自分の部屋をしょっちゅうかえていたそんな幼少期を過ぎ、気づけばインテリアを仕事にして12年経ちました。タイプの違うインテリアショップ2店舗の店長をしながら、最近はEC事業にも手を出し始めた好奇心のかたまりのような性格です。集中力は高いけど持続性がかなり低めなのでブログを書くこと、こっそり心配しています。