『赤い天の川』

こんにちは。スタッフYです。
初めてのRUG IS GOODです。
以後お見知りおきいただきますようお願いいたします!

今日、7月7日は七夕ですね。
今回ご紹介するラグは天の川のようなラグです。

といっても、ご紹介するのは赤い天の川なのですけどね。

広々とした天のように大きく
そして時をずっと経てきたという感じが
なんだかドキドキさせられる80年ほど前のヴィンテージラグです。
擦れた感じがまたいいのよね。

天の川に星や鳥、などスターダストのようないろいろなものが流れています。
優しいこなれた赤の上をコロコロさらさらと流れている星屑たち・・。
ロマンチックです・・・。

ひし形の中州は、織姫と彦星が逢瀬を楽しむ場所でしょうか・・。
おお、ここにS字のモチーフがありますね。
S字模様は魔除けとか男女の結びつきを表すそうなので、
年に一度会うのにはばっちりな場所です。

あ、BGMはスターダストレビューの「夢伝説」でお願い致します。名曲です。

七夕伝説の話

みなさん、ところで七夕伝説って
細かいところまで覚えていますか?
年に1回しか会えない理由、わかります?
私はすっかり忘れていました。

織姫と彦星。今日こそ会えますね!!


天帝の娘、織姫は大変美しい織物を織っていました。
化粧もせずせっせっと仕事に精を出す娘を不憫に思った天帝は、
牛飼いの牽牛(彦星)をひきあわせました。
二人はすぐに恋に落ち、やがて二人は結婚しました。

しかし、
結婚生活が楽しすぎた二人は仕事そっちのけで遊びほうけてしまいました。
すると、天の衣は廃れ、牛も痩せていってしまいました。

怒った天帝は二人を川の東と西に引き離してしまいました。
すると二人は悲しみに暮れ、ますます働こうとしなかったため、
真面目に働くことを条件に年に1度だけ二人が会うことを許したのです。

織姫も彦星もぐーたら具合が極端すぎますね。
一緒にいても離れても仕事しないんかい!
と突っ込みたくなると同時に、
お姫様である織姫はともかく、婿殿である牽牛はちょっとは働かないとね。
また、一方で
年に1回しか会わせてあげない、しかも雨の日はダメという条件付き、
というお父さん(天帝)も厳しすぎです。
新婚さんですよ!
せめて7日に1回は休ませてあげないと労働基準法違反です。

というように結構突っ込みどころが満載な話だったのに、
なんで忘れていたのだろう・・。
子供のころのピュアな私は違った見方をしていたんですねきっと。
よごれちまつたんだわ。わたし・・。

また、他の七夕由来の話。これは日本の話です。

棚機津女(たなばたつめ)と呼ばれる女性たちが、
旧暦の7月7日にお盆の準備として着物を織り棚に備えるという
古くからの行事。

このたなばたつめ、という言葉と、
旧暦の7月7日があいまって七夕となった説。

また、中国の乞巧奠(きっこうでん)というこれまた7月7日の夜に
手芸などに携わる仕事に就く女性がより優れた技術を授かることができるよう、
針仕事がもっと上達するようお祈りする日にまつわるという説もあります。

そうなってくると、この7月7日にイランの女性が、
ラグを織る技術向上をお祈りする日、
としてもいいんじゃないかと思うんですがいかがでしょう。

7月7日の今日、
夜もし外が晴れて星が見えたら
ラグを外に敷いて座り、空を見上げて思いをはせてみてはいかがでしょうか。

(Text :yumi)

No. 989070

トライバル

SIZE : 271×180 cm

Price(tax in): ¥231,000