新スタッフY的ファーストチョイス
いつもLayoutのウェブサイトをご覧いただいている皆様。はじめまして。新スタッフYです。
九州は熊本出身。大学卒業後に上京して今年5年目を迎えます。
アパレル企業に3年勤め、その後個人で音楽に1年間没頭し、現在に至ります。
今回はそんな入社して間もない私の初めてのラグ選びを、皆様にお届けいたします。
しばしお付き合いください。
引越と断捨離
実は私、今年3月に引っ越しをしたばかり。その際大きな決断をしました。断捨離です。20代も後半に差し掛かり、持っている物と自身の思考とのギャップを埋め、本当に必要なものとはどんなものなのかを明確にしたいという思いの元、時間をかけ物と向き合う時間となりました。結果として引っ越し後の部屋には、後ろ髪を引く思い出や、若さゆえのギラつきは消え、必要な今だけが残っています。
断捨離を終え、私なりのこれからの買い物の基準というものが見えてきました。消耗品、嗜好品でその基準は違いますので、今回は後者にフォーカスを当てます。
これからの買い物の基準
① 10年後残っているかどうか
② 過去に基づく理由付けができるか
大きくこの2点に絞りました。
①は、読んで字のごとく。これからの人生で成し遂げたいことに関連性があるか?結婚などのライフステージの変化を共にできるか?といった、未来の自分の暮らしに対する問いにYESと言えるかです。残したのは今ですが、これから増やすのは具体的に想像できる限りの未来です。
②は、変えようのない過去の経験から育まれた感性にフィットするかどうか。人それぞれ、得意な教科、スポーツ、好んで聴いてきた音楽、観た映画、読んだ本、関わった人たち、どれも違います。それらの違いが生む価値観は服装や髪形、ファッションや、インテリアなどに色濃く反映されるように思います。バックボーンを表現出来るかとも言い換えられます。
これらの基準を踏まえて、いよいよラグを選んでいきたいと思います。
探すラグのポイント
1点もののラグは同じものが2つとないので、納得のいく運命の1枚に出会いたいところ。準備段階でイメージを固めすぎると、店頭に足を運ぶ面白さが薄れてしまうので、カラー、サイズ、デザインの3点をざっくり浮かべておくくらいにします。
置き場所を選ばないアクセントサイズ
主張の強すぎないカラー
連続性、規則性のあるデザイン
これらを頭の片隅に、選んだのはコチラ。 No.71710
選んだ理由
選んだのは、バルーチ族のトライバルラグ。
柄が細かく、アクセントに使われている生成りの毛が輝いて見えました。全体のトーンは暗めなので、部屋に敷けば他の家具との調和がとれ、適度に存在感も出してくれます。
赤・黒・黄の配色がドイツの国旗と同じで、ユーロビンテージ古着を収集し始めたタイミング的にもドンピシャ。そしてこの柄。縦でも横でも自由自在、80年代のステューシーに見られるハンドライティング風な感じがツボです。サイズ感も103cm×55cmと程よく、模様替えもし易そうです。
ラグから暮らしをデザインする
毎回深く考えて買い物をしていては、楽しむことが後回しになってしまいそうなので、悩んだときに立ち帰れる基準を設けることは大切です。
自分をよく知っていれば、自分が所有すべきものも自ずと分かるということでしょうか。
断捨離と共に所有する物に対する思いを改め、新たに設けた基準の中で選んだラグ。
語り尽くせなかった私の好みに合う、これから先の暮らしを共にしたいと思える1枚。きっとこの1枚は、これから買い足していくインテリアアイテムを選ぶ際に大きく影響を与えてくるはずです。
暮らしの中での必要度の高いテーブルでも、ソファでもなく、あえてラグから。嗜好品だからこそ、我が儘にアイデンティティをぶつけましょう。
自分らしい暮らしがここからスタートするのです。
<バルーチ族のトライバルラグ>