『ドラマチックが止まらない』

今回ご紹介するのはこちらのトライバルラグです。タイトルをつけるならば「ドラマチックなラグ」でしょうか。どのあたりがドラマチックなのかを超主観的に解説させていただきます。 

ドラマチックポイント1

まずこちらのラグのパッと見た時の印象ですが、私は「ペルシャラグのような上品なラグだな」でした。沢山のお花文様に深いネイビーと赤の色使いが女性らしくて神秘的な雰囲気を感じたのです。 

実はこちらのラグはどこで織られたラグなのか判明していない子なのです。ちょっと共感してもらえないかもしれませんが、この身元不明で謎の多いところがドラマチックです。(笑) 

ドラマチックポイント2

ラグの中の8か所に枝垂れ柳が織られています。枝垂れ柳は生命が循環していく様を表していると言われていたり、男女の揺れ動く恋心を柳の枝に例えたとも言われています。なんてドラマチックなのでしょう。また、枝垂れ柳の花言葉の1つに「自由」があります。枝垂れた枝が風に吹かれて揺れる様子が自由を表しているように見えるのだとか。趣深いですね。 

ドラマチックポイント3

ドラマチックポイント②でご紹介した枝垂れ柳の中に2つ、ターコイズブルーのようなとても綺麗な青色の柳があります。ターコイズブルー=ドラマチックって、もはやドラマチックと言いたいだけでしょ!と突っ込まれそうですが、ターコイズブルーには様々な神秘的な力や意味があると言われていて、ターコイズブルーも「自由」を表す色なのだそうです。織子さんはそんなことまで知っていのかは分かりませんが、メッセージ性を感じてしまいました。 

いかがでしょうか。ドラマチックさを感じていただけたでしょうか? 

ですがこのラグ、ドラマチックとは言い難いちょっとしたギャップもあります。 

繊細なデザインのわりにラグ全体にゆがみがあるところです。下半身にかけてぽっちゃりしているところが可愛らしくて愛嬌がありますね。そしてラグ自体が凄くしっかりしていて硬さがあるので、力強さも感じます。見た目は上品なのに、中身は凄く芯がある女性のような感じでしょうか。 

余談ではあるのですが、冒頭でこのラグの色使いに女性らしさを感じたとお話ししましたよね。自分でもなんでだろうと考えたら、女性がお化粧した時の様子を思い浮かべたんです。ベージュの肌色に青いアイシャドウ、赤い口紅ってなんだかお化粧の代表的な色使いというイメージがありました。歴史を調べてみると、古代エジプトのお化粧文化は魔除けの為に目の周りに濃紺の宝石を砕いた粉を塗って、赤い口紅を付けていたそうです。だからか~と自分の中で納得してしまいました。 

というわけで、是非ドレッサースペースにこのラグを敷いてみるのはいかがでしょうか。 

ドレッサースペースというと女性だけの場所に聞こえますが、もちろん男性にもおススメですよ。身だしなみを整える場所は男女共にプライベートな空間。見た目だけでなく心も整えてくれるような特別な空間には、お気に入りのラグを敷いていただきたいです。 

一緒にいる時間が長くなればなるほど、ドラマチックだと感じる部分がもっと増えていくかもしれません。是非自分だけのドラマチックポイントを探してみてくださいね。 

(Text : Kumai)

No.71481 

トライバルラグ

Size:150×98㎝

Price:85,000+Tax