今回、紹介するラグはこちら。 

そう。家族の記念写真のようなこの模様に目を奪われました。 

なんの記念写真でしょうか。息子の卒業式でしょうか。 
とにかく４人家族のこの真剣な眼差しに心を奪われてしまいました。 

とてもそっくりな二家族ですね。 

もしかして同じ家族？と思われますがよく見てください。首の太さが違います。 
それだけではありません。よく見ると下の家族のほうが眉毛の太いファミリーですね。 
個性的な顔立ちは共通する何かを感じます。 
お父さんの柔和な顔立ち。そしてお母さんのキリっとした顔立ち。 
末っ子の緊張した表情とそれ以上になぜか緊張気味の上の子の顔。 
誰がお父さんで誰がお母さんで誰が誰かはご想像にお任せします。 

胸元あたりの手のような柄。 

はて、これはなんだろう・・・。手でしょうか。手だとしましょう。 
３人が手を前に伸ばし「エイエイオー！」のポーズでしょうか。  

だとしたら、やはり末っ子のこれからの門出を祝っている記念写真でしょうか。 
 
そう考えると、このラグはとても縁起の良いラグですね。 
ラグの中の二家族からエイエイオー！と応援されております。 

元気のない時はこの手がそっと肩に置かれるイメージもできます。 
慰めてくれますね。ラグに元気をもらい慰めももらう。なんて素敵なことでしょう。 

お気に入りポイントのもうひとつは、周りのフレームのデザイン。

 

ギザギザした感じが昔のゲームの世界観があります。 
ピコピコした機械音が似合いそうです。 

このフレームが全体を引き締めているので余計に家族写真のフォトフレームみたいに見えるのかもしれません。 

また、キリムエンドのデザインがメインのインパクトとは正反対で 繊細かつ、ナチュラルでシンプルな模様にしたこの演出にキリムエンド好きの私としては「ステキ！」と言わずにいられませんでした。 
 

このようなインパクトのあるラグの初見は、わぁ～と珍しく面白いラグとして 
捉えてしまいますが、お家に招き入れた途端に無くてはならない存在に変化していきます。 

自分の部屋を思い出す時に、最初に現れる光景だったりしてまさにお部屋の「顔」に 変わっていきます。 
 
リビングやダイニングはもちろんですが少し広めのエントランスや、廊下幅が90㎝以上あるご自宅なら是非、エントランスから伸びた廊下に一枚敷いて欲しいです。 

色はあわせやすいブラウンとベージュがメイン。 
柄はインパクトがあってもそっと寄り添ってくれる感じがするのは 
奥ゆかしいコントラストによるものかも知れません。 

玄関を開けた瞬間に、二家族のお出迎え。 

そして、この６人の伸びた手が福を招き入れるかのようなポーズ。 

招き猫改め、招きラグ。 
 
是非、お家に招き入れてみてください。 

（Text : Komatsu）