『ノアの宇宙船』

あっちにもこっちにも

とにかくいたるところに動物が!
小さい子から大きな子まで。背中が山のようになっていて、らくだみたいだけど、、、それにしては首がやけに長いですね。
アルパカにもみえる彼らの背中には共有する印が刻まれていて飼い主の目印かもしれません。首は長いけど背中が平らの動物もいますし、小さい犬っぽい動物も見つけました。

仲良しアニマル

たくさんいる動物の中でも私が特に気に入っているのは、3つ並んだ宇宙船(?)の中で向かい合っているこの子たちです。

小さい子を背中にのせていてなんてかわいいの!?親子かもしれないし、友だちかもしれません。仲良しだということはなんとなく伝わってきますが意外とこういう場合、上に乗っている小さい子はちょっと気が強くて、下の大きい子は穏やかなタイプ。でもお互いこの関係を心地よく思っていてやっぱり仲良しなんだよね。なんていつかの動物番組でみた光景を思い出しました。

魅惑の色使い

このラグのときめきポイントは、デザインだけではありません。
全体的にブラウンでまとめた砂漠テイストの色合いと色あせた感じのグレーがすてきな雰囲気です。「砂漠」と「らくだ」に弱い私はこれだけでイチコロです!
動物も黒の子とグレーの子がいて、左右対称?規則性があるように見えるけど左のほうへ行くといい意味で裏切られます。そう、自由でいいんだよね。と自分に言い聞かせました。
ずっと見ていたらなんだか時を経たヴィンテージの家具を見ているような気持ちになってきました。深みがあって、艶やかで、、、うっとりです。

ワイルド

デザイン、色ときてもう1つだけお伝えしたいのはこのラグのもつワイルドさ。

ラグの毛足の部分は羊の毛ですが、ラグの左右についている耳の部分がヤギの毛で作られています。右端の黒い部分です。

手で触ってみると、羊の毛の部分とは明らかに違う感触で硬く少しバリバリとした感じです。痛いほどちくちくはしませんが力強さは伝わってきます!

これはバルーチ族のラグに多くみられるのですが、ちくちくした感触を蛇が嫌うことから蛇除けで端をヤギの毛でかがって作るようになったといわれています。 これがまたワイルドで、私はこのヤギの毛が大好きです。

このラグを敷くなら…

私がこのラグを敷くなら、ダイニングテーブルの下で使いたいです。

バルーチのラグは織機の幅が狭いことから細長いサイズが多いのですが、そのサイズ感を生かしてテーブルの脚の間に通して敷くと2人掛けなら椅子に座った時に足元にはしっかりラグを感じていただけます。

大きいテーブルなら、ラグを2枚並べて敷くと楽しいだろうなと思っています。

私はこのラグが好きだからこっちに座りたい!と座席争いが起こるかもしれませんが、それぞれ自分の好きなラグを足元に選んでテーブルの下に半分ずつ敷くのもわくわくしますね。

きっとおうちの中で敷いてみたら、ここにもぴったりだね!なんて場所が見つかるはずなのでその時にすっとハマるお気に入りの場所にどんどん敷いてみていただきたいラグです。

(Text : Hirai)

No.73003

トライバル バルーチ

SIZE:210×97cm

Price:150,000+Tax