『OK牧場の夜』

また、見つけてしまいました。私の好みのラグを。
是非、このラグの良さを皆様にも知って頂きたくご紹介いたします。

空想上の動物も含めて遊び戯れているような生き物たちのこの様子。
でもよく見ると眠そうな青い鳥がいますね。
そりゃ、みんなが遊んでいたって眠い時は眠いですよね。 冷静さを装っていても白目むいちゃう時って誰にもありますしね。

また、周りの活気なんてなんのその。
冷静に地面の草を食べている鹿もいます。
いや、私はお腹が空いてちゃ動けませんよ。お腹空いたら無口になりますよ。
それで、いいですか?嫌でしょ?ならそっちはそっちで勝手にやってて下さい。って事ですね。

こういうマイペースな子が意外と最後に生き残ったりしますね。
弱肉強食をも思い出しました。

出ましたね。必ずいますね。集団の中に一人はいるお調子者。
舌を出して戯けています。

周りを見ると後ろに迷惑そうに小さくなった犬のような動物がいます。
可哀想ですね。
ただ、お調子者の中には場の雰囲気を和らげようと自ら道化師のような振舞いをする繊細な性格の子もいます。
そう考えると、この子も愛らしく見えてきます。

色々な性格の子がいるのは まるで、人間社会の縮図を見ているかのようです。

この空想上の動物がお茶目に振る舞う様子を見れば見るほど、何かに似ているな・・と思い出したものがあります。

親しみやすい絵柄で知られ、誰の手によるものなのか諸説ある神秘的な日本の国宝「鳥獣人戯画」です。 擬人化された動物たちがユニークに踊っている様は、

舌を出しておどけて踊っているお調子者の水色の動物にも通ずつ何かを感じます。

しかし、それだけて話は終わらせません。

私が一番目を引かれたこのお調子者君。

よく見ると単色ではありません。お洒落番長だったのです。
気になって裏側をのぞいてみました。

2色の糸を巧みに使い分けています。
職人の匠の技にウットリしますね。
皆がユーモアに溢れ斬新な模様でいてモダン。
紺と黄土色のコントラストがモダンに輪をかけています。

私のオススメポイントは何も模様だけではありません。

このウールの艶感・光沢感がラグに高級感をプラスします。
うっとりします。思わず頬でスリスリしたくなるのです。

私なら寝室のベッド脇に敷いて悪い夢をお調子者さんに食べてもらいたいと思います。

夜中に目を覚ますとこの動物たちがラグから出て 部屋中を踊っている様が見れるかも知れません。

(Text : Komatsu)

No.73947

トライバル バルーチ

SIZE:161×108cm

Price:118,000+Tax

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