Tribal Rug 41130

サナンダジはイラン北西部のクルドの人たちの暮らす町。
ヘラティと呼ばれるパターンが繰り返し織り込まれ、中央のひし形のメダリオンから外へ広がるようにベースの色が変わっていく特徴的なデザインです。

サナンダジのクルドの人たちが昔から織ってきたデザインですが、やはりそこは手織り。
同じ町のラグでも1枚ずつ個性が光ります。

このラグのヘラティデザインは、少し力がぬけたような”ゆるさ”がなんともいえない良い雰囲気を出しています。
中心もあっているようであっていない、見れば見るほどここも！とつい織り手さんのことを想像してしまうような面白さがあります。

町のラグ（シティラグ）はキチっとしたペルシャンラグの雰囲気とトライバルラグのようなローカルな雰囲気を合わせもつラグが多く、力が入りすぎないそのバランスがお部屋にラグを敷いた時の心地よさにつながっているように思います。

経年変化の褪色で少し全体の色のトーンが落ち着いているのも、ヴィンテージならではの魅力です。