説明
Tribal Rug
トライバルラグは、羊や山羊たちと暮らす遊牧民たちの生活の道具として長い間受け継がれてきた文化であり、その用途は敷物としてはもちろん、食料や生活道具を入れる袋、テント内の間仕切りや入口にかける暖簾のようなものなど多岐にわたっていて、使い続けることを前提としているため機能性と耐久性に優れています。
トライバルラグには部族や地域ごとに異なる文化、気候、ともに暮らす動物や身近な草花など生活に関わるものすべてがデザインに影響していると言われ、生活の中に彩を求める遊牧民たちのこだわりが感じられます。
また、数あるハンドメイドラグの中でも織り手の個性がひときわ際立つのがトライバルラグで、その自由奔放なスタイルから生まれるデザインも大きな魅力です。
スタイリッシュなシーンを演出できるトライバルラグは、リビングやダイニング、キッチンや廊下などに敷き詰めるように敷いてみたり、シンプルに大きいラグを1枚ガツンと敷いてインパクトを出してみたりと、堅苦しいルールは抜きにしてファッションのようにスタイリングを楽しめるアイテムです。
シラーズ
イラン南西部のファールス州にある町。
この町の近くに住むいくつかの部族によって織られたラグが集められ、シラーズのラグと呼ばれます。比較的厚みがあり、クールなデザインからユニークな動物モチーフまで幅広いバリエーションが楽しい産地です。カシュガイ族はその中でも一番多い部族で、カシュガイと分けられることもあります。