今月のおすすめ【2020年2月】

「100%タイプじゃなくても徐々に好きになっていく」


こんにちは、スタッフKです。

今回私がご紹介させていただくお気に入りラグはこちらです。

赤系のトライバルラグが多いLayoutのショールームの中で少し周りと違った雰囲気を纏うパステルカラーのトライバルラグです。

実は私、最初このラグを見た時、「珍しい色使いで可愛いが正直タイプではないな」と思っていました。私はどちらかというと渋くてかっこいい雰囲気のラグがタイプなのです。

ラグはお部屋の印象づくりの中でかなり大きい役割を担っているので、可愛らしいラグを敷いたらお部屋全体も可愛らしくなってしまうのかなと思っていました。

なんかちょっと気になり始めたきっかけ


タイプじゃなかったこのラグをちょっと気にし始めたきっかけがあります。

それは、ある日なんとなくこのラグを見た時に、「この柄全部鳥だ!!」と気付いたのです。鳥はトライバルラグの中での登場率は結構高く、よく目にしますが、こんなにもひしめき合って鳥が織り込まれているラグを見たのは初めてでした。しかも、色々な種類の鳥が織り込まれています。

↑おもちゃみたいな鳥

子供の頃にこんなおもちゃ見たことがあるような気がします。

↑スマートな鳥

後ろを振り向いている姿もスマートです。

↑尻尾の大きな鳥

クジャクかもしれません。クジャクは「美の象徴」と言われているそうですよ。

もしかしたら鳥に見えないとおっしゃる方もいるかもしれませんが…私の眼には鳥に見えます。

織子さんは色んな種類の鳥を織り分けているのかもしれませんね。ちなみに何羽織られているのか気になって数えてみました。

なんと…128羽もいました!(数えるのが大変でした)

よくもこんなに詰め込んだなぁと思うとなんだか面白くて、それ以来、ちょっとお気に入りのラグになりました。

好きになったきっかけ


 先ほどもお話ししたように、可愛らしいラグを敷いたらお部屋全体も可愛らしくなってしまうのかなと思っていた私ですが、その考えを覆す出来事がありました。

家具とラグを一緒に撮影していた時のことです。北欧ヴィンテージの家具に合わせてこのラグを敷いたら、なんと想像以上に大人っぽくてかっこよかったのです。

ラグ1枚だけで見た時よりもさらに魅力的に見えました。様々な色が使われているので家具の良さを打ち消してしまうのではないか、色のある家具と組み合わせるのは難しいのではないか、そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。それが、凄くマッチしていたのです。

スタイリングにおける相乗効果なのでしょうか、ラグと家具お互いに引き立てあっています。このギャップに魅了され、タイプじゃなかったこのラグをすっかり好きになってしまいました。

ちなみにこちらのラグ、コーカサスという地方で作られたものなのですが、コーカサスは美男美女が多く、さらに長寿の国と言われているのだとか。使っていたら自分も魅力的な人になれそうな気がしてきます。

最初はタイプじゃなかったのに後からどんどん好きになっていく経験って結構あるのではないでしょうか。人間関係だったり住んでいる町だったり…。一緒にいる時間が長くなればなるほど過ごしてきた思い出や愛着が増して、かけがえのない大切なものになるって凄く素敵なことですよね。

ラグ選びの時に「本当にこれを選んでいいのだろうか」と悩んだり、決断しきれない時もあるかもしれませんが、第一印象は100%でなくても、使っていくうちに気付く魅力はきっとあります。

お嫁に迎え入れようか悩んでいる方がこのコラムを読んで少しでも参考になったら嬉しいです。