おしゃれ番長「Nobby」がインテリアスタイルとラグの役割ついて、あえて評論家チックに語ってみました。


アンティークスタイル

猫脚を代表とするエレガントで丸みのある曲線美と上質な家具の持つ格調の高さ、装飾性の高いファブリックや華やかな小物などのエレガントな雰囲気が魅力のアンティークスタイル。

日本ではスタイリングのしやすい、デコラティブ過ぎない、比較的シンプルなデザインのものが人気です。

レトロアトリエ

アトリエのようなお部屋。
白い壁、茶系の建具、無垢の床に合わせる家具のセレクトは脚の長いスマートなガラスのキャビネットがまず目に飛び込んできます。隣にある濃い茶系のアイテムはレコードプレイヤーでしょうか?レトロ感がありますね。 
釣り竿は抜け感がありクールすぎず趣味に富んだ空間なのでしょう。 

点々と配置された家具たちを整えてくれるトライバルラグ。 
オールドの質感がアンティークな雰囲気と相性が良く、落ち着きのある色合いです。 
ラグは目が細く、シックなデザインで白の線がキャビネットの色とマッチしています。 
赤は派手になってしまう、色が強すぎるという印象があるかもしれませんが、オールドのトライバルをクラシカルな家具に合わせることでエレガントさを柔らかくしてくれますよ。 

書斎リビング

綺麗な直線と丸みを帯びたデザインの家具たち。
アイアンのフレームと濃いブラウンのレザーソファはシンプルなデザインで味がありアンティークな雰囲気を感じます。隣に並んでいるすっきりとしたデザインのライティングビューローは毎日の暮らしになくてはならない存在、アームチェアと同色で揃えることで統一感がでます。 
白を基調とした空間に濃い色の家具を合わせることでグッと引き締まった空間になりますね。
美しいデザイン、華やかな色合いのラグはアンティーク家具を引き立て、魅力のある空間にしてくれます。

花のある部屋

深い色と脚のラインに特徴のあるアンティーク家具とペルシャンラグのスタイリング。 
ソファの座面が低く、床との距離が近いので和モダンの要素もありますね。 

アンティークの家具とペルシャンラグの相性はよく、取り入れるラグのタイプによって重厚感を出したり、やや軽快感のあるスタイリングにすることもできます。
今回チョイスしたナインはエレガントで爽やかな色味が特徴で、深い色合いで主張の強い家具の存在をマイルドにしてくれ、部屋全体のバランスを整えてくれています。
また、クッションカバーの花のモチーフとナインの花のモチーフが相まって、より華やかな印象になっていますね。

Nobby流
アンティークスタイルのポイント

アンティークというと装飾が華やかなデザインやシャンデリアなど想像しがちで、日本のインテリアには難しいというイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、華やかなデザイン以外にもシンプルでとり入れやすいモノが実は沢山あります。 

木の素材も様々、マホガニーやウォールナットなど濃い色合い、シャビーシックのようなホワイト系を主としたスタイルも存在します。
エレガントにもカジュアルにもでき、時間とともに深い味わいが増すのがアンティークスタイルの特徴です。 

例えば、ペルシャンラグをスタイリングすればエレガントで華やかなシーンを演出できますし、トライバルラグなら重厚感を出しながらドレスダウンし固い印象を柔らげてくれますので、抜け感を出したい方にはお勧めです。 

(text : Nobby)


Nobbyのインテリアスタイル


新入りのラグたち