世間ではGOTO、GOTOって言ってますが、大手を振って外出や旅行に行けないのが現状。この状況が収まったら行きたいなと思っている場所がいくつかあります。
HOUSE OF FINN JUHL HAKUBA
フィンユールの現行品を生産、販売をしているデンマークのワンコレクションが運営するホテル兼ショールーム。
元々はペンションだった建物をリノベーションしてフィンユールの家具を体感できます。
場所は、長野県白馬村。フィンユールと言えば、彫刻のような木製フレームが印象的な椅子を多数残しているデンマークの家具デザイナーであり建築家。
10数年前に、ヴィンテージのニールスボッター制作のローズウッド45をお店で見て値段を聞いたら400万。
ワンコレクションの方に聞いた話で、こちらもニールスボッター制作のチーフテンチェアが海外オークションで8000万の値段が付いたとか。
もはやアートのような感覚。そんな家具たち(現行品)に囲まれて、白馬の自然の中で過ごせるなんて最高。
5つの部屋があり、それぞれの部屋がフィンユールがデザインしたチーフテン、ポエト、フランスチェア、ジャパンソファ、ペリカンチェアの名前を冠した5部屋になり、内装と家具が違うので最低5回は飽きずに泊まれます。
そして、ホテル滞在中は、フリードリンク(アルコールも)でさらに最高。
何処にも外出せずに、ずーっとホテルでゆっくりと、もしもここが我が家になったらなんて妄想しながら昼寝とかしたい。
家具の配置や、配色なんかも自宅に家具を購入する際の参考になると思います。ゆったりとして気持ちで行きたい場所。
https://houseoffinnjuhlhakuba.com
HOUSE OF FINN JUHL HAKUBAのパンフレット
「開校100年きたれ、バウハウス―造形教育の基礎―」
東京ステーションギャラリーで2020年9月6日まで行われている展覧会。
昨年、開校100周年だったバウハウスが、全国数か所を巡って現在は東京で開催されています。
バウハウスの事は、インテリアデザインの学校に行っていたときに教科書に出てたなぁと思ってたぐらいなのですが、結構前に木製のチェアに飽きてきて金属等のチェアで良いのないかなと探していたときに、ふわふわ浮かぶような座り心地のカンチレバー構造のチェアに惹かれて、改めて調べて興味が湧きました。
マルセル・ブロイヤーのワシリーチェアやミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェアなど有名どころもありますが、マルセル・ブロイヤーのチェスカチェアは、いつか自宅に招き入れたいと考えています。
金属と籐の異素材の組み合わせがカッコよく、カンチレバー構造で座りやすいんです。
バウハウスの余計な装飾を排除した、シンプルで機能的な美しさという考え方や、グラフィックデザインも格好良くて。今回の展覧会の内容は知りませんが、きっと見応えのある展示になってると思いますので、感覚を研ぎ澄まして行きたい場所。
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202006_bauhaus.html
建築家の方から土居くんバウハウス好きだよね!といって頂いた本
LICHT
北欧家具を扱うHIKEのオーナーさんが新たにオープンされたギャラリー。
まだ行ったことがないのですが、既成概念から離れプレイフルな家具を国内外から新旧集めるというコンセプトや展示している家具が素敵だなと勝手に共感しています。
北欧やミッドセンチュリーの家具を扱う所は多くありますが、こちらで展示されているようなジャスパーモリソンやフィリップスタルクの90年代の家具や、ソットサス、カルロ・スカルパ、エンツォ・マーリ、コンスタンチン・グルチッチ、ル・コルビジェ、シャルロット・ペリア、倉俣史郎、リチャード・ハッテンなどを集めたギャラリーって今までにない内容で(僕が知る限りです)、興味あるデザイナーのものが多くHPを見るだけでもドキドキします。
今後も、どのような商品を展示されていくのか興味深く、ワクワクさせてくれるギャラリーです。見た事ない家具に会いに行きたい場所。
Vitraで実物を見て興奮したマルト・スタムのガス管フレーム
(text : Doi)
DOI KOUHEI
富山県出身石川県金沢市在住 40歳
家具に興味を持ってから、インテリア関係の仕事に就きたいと思い金沢のインテリア専門学校へ、店舗内装デザイン会社の後、23歳ぐらいからインテリアショップ勤務。
現在も、金沢市内のインテリアショップで販売、法人営業、家具プラン作成たまに配送と何でもこなす。
趣味は、太らずにお酒を飲みたいための適度なランニングと包丁で野菜を切るのが楽しいので簡単な料理。