もし大切なラグに飲み物をこぼして染み込んでしまったら!どうやって処置したらいいの?クリーニングしたらどれくらい落ちるの?
そんな心配に応えるべく、今回は白のギャッベを使って赤ワイン・コーラ・コーヒーを実際にギャッベにこぼして、どれくらい綺麗になるのか実験してみました。
今回実験に使ったラグはこちら。
ギャッベに赤ワイン、コーラ、コーヒーを染み込ませる
赤ワイン、コーラー、コーヒーをそれぞれギャッベを染み込ませてみます。
ウールは水が染み込みにくい性質をもっているのと表面に油分があるのでなかなか水分が浸透しません、そのため今回は実験のために紙コップを使ってわざとギャッベに飲み物をたっぷりと染み込ませ、さらに3分経過してから拭き取り始めました。
今回は実験なので3分放置しましたが、もし飲み物をこぼしてしまってもすぐに気づいてティッシュで拭き取ればここまで染み込む事はありません。
それでも万が一ラグに飲み物が染み込んでしまったら?
ラグに飲み物が染み込んでしまた時の応急処置方法
今回紹介するのは飲み物をこぼしてしまって、さらに染み込んでしまった場合の対処方法です。例としてコーヒーで処置方法を説明します。
① まずは乾いたティッシュでギュッと押し込んでティッシュに水分を吸わせます。
水気をしっかり取りきるまでこの作業を続けてください。 この作業が終わった時点ではまだコーヒーの跡が残っていますが大丈夫です。
この時にラグの裏まで染み込んでしまっていたら、ラグの裏面にもティッシュを当てて処理をしてください。裏こそしっかり水気を拭き取らないと跡が残ってしまいます。
②次に固く絞った濡れタオルで叩くようにして拭き取っていきます。
この作業でラグについたコーヒーを濡れたタオルに移していくイメージです。 シミ取りの要領で再度湿らせることで、汚れを落とすことができます。
染みが気にならなくなるまで汚れを取っていき、乾くのを待ちます。
水分がある状態では若干染みが残っているように見えますが、乾けばさほど気にならなくなります。
③1時間くらい乾かす
乾いてくるとだんだん染みが目立たなくなってきましたね。
ラグに飲み物をこぼして、しかも染み込んでしまっても、コーヒーが乾ききる前にきちんと対処すればある程度目立たない状態に戻すことができました。
赤ワインやコーラでも同様の手順で処理するとこのような結果となりました。
写真で見ると赤ワインの汚れが一番目立っているように見えますが、実際に見てみると意外と案外目立たないので安心してください。
ラグを専門のクリーニングに出してみる
それでもまだシミが気になる場合はラグ専門のクリーニングに出すことをお勧めします。
この実験で使用したラグもクリーニングしてみました。
こちらが先ほどの応急処置をしたラグです。写真下側の左からコーヒー、コーラ、赤ワインの実験をしましたが、写真でもわかるくらい赤ワインは少し跡が残っているのがわかります。
これをクリーニングにだした結果
いかがでしょう?写真だと見にくいかもしれませんが、染みはほとんど確認できなくなりました。
この応急処置では赤ワインの汚れは完全には落ちませんでしたが 、クリーニングに出せばかなり綺麗になることがわかりました。
また当然ですが、裏まで染み込んでしまう前に、サッと飲み物を拭き取ればウールの水分を弾く効果でそこまで染みになることもありませんので、 冷静に対処できるように知っておいてほしいラグの染みへの応急処置でした。
取れなかった染みやラグのクリーニングについてこちらの記事で紹介しています。
One thought on “ラグを汚した時の応急処置”
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