インテリアにこだわる、というと少しハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、自分にとって心地よい場所をつくると考えたらもっと気楽に楽しめますよね。 インテリアを楽しむ人の部屋づくりエピソードから、そんな部屋づくりのヒントをLayoutの仲間たちに語ってもらった「みんなのインテリアストーリー」。
はじめに揃えるべき家具はどれ?
——412 by FOURANTS 末好宏紀さんの第3話
第1話、第2話で、末好宏紀さんのインテリア愛をうかがってきた「みんなのインテリアストーリー」。第3話ではプロの視点で、最初に手に入れるべき2つのインテリアについてアドバイスいただきます。
余談になりますが、末好さんの若きメンズたちへのメッセージは「モテたければ、インテリアにこだわれ!」。なぜならインテリアにはその人のセンスも知識も、生き方までもが表れるものだから。
引っ越しても持ち続けられるものから
まずは最小限のインテリア家具でおしゃれな空間をつくりたいというときに、僕がおすすめしているのは椅子と照明です。この2つは引っ越して間取りが変わったりしても、持っていって使えるもの。本気で好きなものを買って、ずっと付き合っていけるものだというのが一番の理由です。
照明は部屋のアクセサリー的な存在です。照明をちゃんと考えて選んだかどうかで、空間の印象はずいぶん変わります。椅子はデザイン性を感じられるものが多いので、おしゃれさをアピールできるのはもちろん、インテリア選びの楽しさを感じてもらえる家具のひとつでもあります。
椅子も照明も、家族の人数や部屋の数が増えたらそれにしたがって買い足していくものですよね。自分にとっての「本物」を、ひとつひとつ選んびながら、人生の広がりとともに足し算のできる買い物を楽しんでいってもらえたら嬉しいです。
末好宏紀(すえよし・ひろき)さん
株式会社フォー・アンツ取締役。ACTUS広島店店長を経て、広島市緑井のライフスタイルショップ 412 by FOURANTSの立ち上げに従事。現在店長を務める。