『ちいさなおうちが夢見た世界』

わたしの思考は幼少期に読んだ絵本や本から影響されていることが多い。
なので、ラグをみると「あ!あの物語のあの場面に似ている!」とか
「この色はあの絵本作家の色彩にありそうだな」と頭に浮かびながら
空想の世界にどっぷり浸かりながら生活している。

さて、家がたくさん並んだこちらのラグ。
そんなコマツがこちらを見たときにぴっこ~~~~んとアンテナが光ったのは
沢山ならんだ海外のような街並みが大好きなあの絵本の場面が浮かんだから。

アムステルダムあたりの町にありそう。または花森安治さんのデザインっぽい

ご存じの方もいらっしゃるでしょうが
バージニア・リー・バートン の「ちいさいおうち」
ディズニーも「ちいさな家」と題して絵本が出版されていますね。
私の大好きなメアリー・ブレアがイラストしたことでも有名です。
こちらはさすがディズニー!家が擬人化されていて幼少の頃の私は
家とともに泣き、家とともに笑顔になり感情を揺さぶられる作品でした。

田舎のしずかなところにあったちいさなおうちは
季節によって変化するまわりの景色や空をみながら
毎日、しあわせに暮らしていたのですが、都会にすこし憧れています。
そんなある日、どんどん周りに大きな建物ができていく・・・という話なのですが・・

この肩身がせまそうに並んでいる小さなおうちが
あの絵本の挿絵の部分に見えちゃいまして・・・こまったな。
もうそうなると、このラグが特別の1枚になっちゃうんですよね。

大都会の片隅にあるちいさいおうちは、ギラギラして夜も明るくて星が見えない・・
季節が変わってもまわりの景色が全く変わらない都会から
昔の田舎の風景を懐かしく思い出し過ごしていく
大変、ノスタルジックなお話なのですが・・・

私は「家」というワードと「町並み」というワードが
小さいころから好きなんですよね。
家の模型のおもちゃやプリント柄のバックやハンカチ、
町並みが描かれている画集など
今、考えたら沢山もっていたような気がします。
あと、体験したことも行ったこともないのに
なんだか「ノスタルジックを感じる」場所や出来事が小さいころから興味があって好きなんだと思います。

「好きなもの」ってすごいパワーがあるな。って最近とくに思うのです。

カラフルな窓やドアが沢山あってすごく素敵なおうち

もし、このラグが「ちいさなおうち」があったような都会から離れた田舎の
ちいさなおうちに住んでいる織手さんが織ったラグだとしたら・・・
自分が住みたい場所として織ったのかしら・・・それとも
どこかで見た海外の町並みを想いながら織ったのかしら・・・
そう考えただけでも夢が沢山詰まったラグにみえちゃって
感慨深くなっちゃいます。


そして、もう一つ。
私は仕事からの帰り、電車から見える家並みが大好きなんです。
明かりが灯った窓から一瞬見えるそれぞれの生活。
それぞれの暮らしがそこにはちゃんとあって、みんな色々なことを考えながら
楽しんだり、乗り越えたりしながら1日を終えていくんだなって考えちゃうんです。
何とも言い表せられない安心感とノスタルジックな感情になるんですよね。

窓がいっぱい!すごく好き!

絵画にも見えるし、自分が空を飛んでいるようにも見えるこちらのラグ
リビングに敷いてずっと見ながら窓の明かりをみながら、、、
そんな愛らしいラグをまたまた見つけてしまいました。

ぜひ、みなさんも自分なりの感じ方で好きなラグを見つけに遊びに来てください!

Komatsu

No.89110

SIZE : 204×120cm

Price : 135,300/税込