東京Layoutから、こんにちは。
前回のRUG is GOOD でスタッフが花粉症の話に触れていましたが、みなさんはどうですか?
私は花粉症です。
目も痒いし、鼻は垂れたり詰まったり。でも、やっぱり春は好き♪
まだまだ寒い日が続いたりしていますが、沈丁花の匂いが漂ってきたこのごろは、日差しが春めいてきて肩の力もフッと抜け、移ってゆく季節に期待してしまいます。
春眠暁を覚えず
春の夜は眠り心地がいいので、朝が来たことに気づけず、つい寝過ごしてしまうという意味ですよね~。
わかる~~~と思いませんか!?
そんな心地の良い夜の時間を贅沢に過ごせるような、ダークなラグをご紹介したいと思います。
手に取ってみると、濃紺よりは焦げ茶色。焦げ茶色よりは赤銅色が印象的です。
ぐるっと外側を囲むアルファベットのSのようなマークはケルマックと言われる、小さな虫をモチーフとした、悪いものが入ってこないようにする『魔除け』です。ラグをたくさん見ている方は、お馴染みの。ですよね。
黄色、青、赤、緑、…黄色?、青、赤?、緑、、、と並んでますが、全然順番がずれていく…。
そもそも、規則正しく色を入れようとしているはず。と思っていることじたい、最初から勝手な勘違いなのかもしれませんよね…。でも、全体でみると規則正しく入っているように見えるのが、すごい!
好き!!
真ん中にあるのは、ヨーロッパのどこかの町で昔から親しまれている焼き菓子のような模様の連続で、丸みがあるのではなく楕円形なところもなんだか素朴で素敵です。周りの囲いの中にキチッと収まっているところも好きなところ。
中心に小さなケルマックがあってその両側に楕円の模様が入っているので、蝶々を表現しているのかな?(ケルマックが身体で、楕円形の模様が羽)とも思いますが、深読みしすぎな気がします…よね?
織の最後に、赤青黄色緑の糸を使い平織りへと移行して織り上げているところに職人さんのこだわりと、ラグを織ることを楽しんでいる様子が伺えて、愛着が湧きます。
あなたと一緒に眠って、あなたと一緒に目覚めるラグ
夜のリラックスタイムに寄り添うようなこのラグは、太陽が暮れてゆくように、全体的にダークな印象です。明かりに照らされると、少し、濃紺の地のに赤銅色の模様の境界線が見え隠れします。
そして、小さなケルマックが夜の電飾の様にポツポツと色を落として見えます。
明かりを消せば、暗さにスッと馴染んであなたと一緒に眠りにつくなようダークさ。
よく寝た朝には、陽の光を吸い込んで、濃紺や赤銅色などのダークな色の組み合わせも、それぞれの模様の輪郭がよく見え、細かいところにまで目が行きます。
もちろん4色?のケルマックたちも色鮮やかに目覚めます。
朝に目覚めたラグは、きっとまた新しい発見をもたらしてくれるでしょう。
明るい色のラグはもちろん素敵ですが、心落ち着く場所にダークなラグも負けずに素敵ですよ😊
(Text : Numakura)
Tribal rug
No.97234
Size : 112×52cm
Price : 44000(税込)