『ラグから暮らしをデザインする』


最近、インテリアの事をいろいろと考えるのが楽しい平井です。

お客様からラグを通じて、どんなインテリアがお好きでどんな風に過ごされているかを聞かせていただくことが多いのであんなお部屋やこんなお部屋にしたいなぁという妄想が止まりません。

私がインテリアを考えるときってどんなことから考えるかな?と自分に問いかけた時に、やっぱりラグから考えているんじゃないかと思います。

私たちのコンセプト「ラグから暮らしをデザインする」の通り、ラグがないと私の理想のインテリアが成立しません。

今日は、1枚のラグからインテリアを想像してみたいと思います!

直感でみなさんに紹介したいと選んだ1枚は、やっぱりザーボルという町のバルーチ族のもので、その中でもファトゥッラハーニと現地で呼ばれるグループのヴィンテージトライバルです。

本当に私はザーボルのバルーチのラグが好きですね。

サイズは233x123cm、ワインレッドのフィールドにベージュブラウンの落ち着いたトーン。アクセントにオレンジの効いたこちらのラグ。

コーナーがくるくるとカールしているところが特にお気に入りです。

細長いひし形がこのラグをさらにシュッとスマートな印象にしてくれている気がします。

ダイニング

まずパッとイメージが浮かんだのは、ラウンドテーブルがあるダイニングシーン。

(同じザーボルのバルーチラグをお使いのお客様のステキなお部屋のお写真をお借りしています)

直径1m前後のチークの円形テーブルを置いてお気に入りのチェアを2脚置きたいです。

テーブルは伸長式で伸ばすと4人掛けになるので、この長手233cmが存分に活かされます。

インテリア好きの方のお家にはきっとたくさんのチェアがあるはずなので、お友だちや家族がお家に集まるときにチェアを集めてみんなでテーブルを囲めます。

落ち着いた印象のアンバーのガラスシェードが素敵なペンダントライトをヴィンテージショップで探してテーブル上に。大人なダイニングシーンになりそうです。

※全て妄想です


リビング

このサイズのラグはソファ前には細くて長いと感じる方が多いかもしれませんが、そんなことはありません。

ソファやお部屋の大きさに対してラグはこのサイズがベストというのは存在しないのではないかと思います。

同じ広さのお部屋で同じソファを置いても、その空間でどう過ごすかはみんなそれぞれ違うはずなんです。大切にしたいのは、そこで暮らす私たち自身がどう楽しく心地よく過ごすかだと思っています。

私のソファは3人掛けなので、幅が210cm、ラグは長手が233cm。
今の家具の配置だとソファからテレビボードまでの距離が2mないので、むしろ細長い方がありがたい。

食事はダイニングでするので、コーヒーやおやつが少しのるくらいのちいさなサイドテーブルですっきりと。

私はお友だちが来ても、ソファ前のコーヒーテーブルを囲んで座ることはなさそうなので1人、2人がたまにラグに座ったりストレッチしたりできるスペースがあれば十分。

そう考えたら、すごくぴったりサイズ!

きっと私のことだから模様替えをしたくなって、一人がけのラウンジチェアも欲しくなるはず。

そんな時は、もう少し小さなサイズと合わせて2枚敷きでも楽しみたい。

ベッドサイドに敷いていた、全然違うカラーとデザインのラグをリビングに持ってきて合わせてみる。
ラグで家具の居場所を作ってあげると新しく迎えたラウンジチェアもずっと前からここにあったみたいに馴染んで、落ち着く空間になりそう。

※全て妄想です

自然光が差すとツヤっと輝きます。

こんな風にお気に入りのラグを見つけたら、どんな家具を合わせてどんなシーンでスタイリングしたいかを考えてみる、と一番気に入ったラグと長く一緒に暮らしていくことができるんじゃないかと思います。

一緒にラグのある暮らしを楽しみましょう!

(Text : Hirai)

Tribal Rug
Vintage Baluch

No.91302

Size : 233× 123 cm

Price (taxin): 176,000