皆さんこんにちは!最近競馬に興味津々の22さいです。いつか、財産のほとんどを賭けた馬が負けた時、馬券を破いて地面に投げ捨ててちくしょー!と天を仰ぐあれをやりたいと思っています。
さて、そんな密かな野望を抱えている私が今回ご紹介するのは、こちらのラグ。
かわいいですね。なんとも言えない表情をしています。気になるポイントがいくつかあるので順番に見ていきましょう。
1.馬か、牛か問題
まず気になるのは、これは馬なのか、牛なのかということ。競馬の話から入ったので当然馬として話を進めていくべきかとも思いましたが、一度沸いた「牛なのでは…?」という疑惑を払拭しきれないまま進めるのはよくないと思い一度立ち止まりたいと思います。たてがみ、長い尻尾、面長の顔。要素的には馬ですが、なぜか滲み出る「牛感」。おそらく、このずんぐりとした体つきがそうさせているのでしょう。どうしても颯爽と草原をかけている姿が想像できませんが、きっと馬、多分馬です。私はこの子をウマカモ・シレネーと命名したいと思います。愛称はシレネー。タベテスグネル、オヌシナニモノに並ぶ名馬です。
2.見せない努力
さてこのシレネーちゃん、次に気になったのは、足の接地。東京国立科学博物館の哺乳類展で、一つ一つ動物の歩き方を検証しながら見ていたら中盤で閉館になってしまった私ですが、この接地は少し不思議です。通常、馬が歩くときは右後ろ足、右前足、左後ろ足、左前足の順に動いていくのですが、シレネーはちょっと違います。バラバラとした接地、歩いているわけではなさそうですね。そう考えると結構なスピードで駆けている瞬間を切り取られたと考える方が自然かもしれません。実はすごいスピードを出しているのに微塵もそれを感じさせないこのフォルムと姿勢、なんだかものすごくかっこいいですね。
3.強風の中で
皆さんお気づきでしょうか。シレネーは余裕そうな顔で走っていますが、周りをご覧ください。花が風に煽られています。
こちらが通常の無風状態の花。
そしてこちらが風の中煽られている花。
右から風速8mといったところでしょうか。以前、強風に煽られているポメラニアンを見た時にすごく健気な生き物だな…と感動しましたが、この花からも同じような健気さを感じます。健気ってこうやって表現できるのね、と新しい発見です。
もう一度、引きで見てみると。シレネーは向かい風の中走っていることがわかります。向かい風で走るには少々不利な風速ですが、ここでも微塵も風に煽られていることを感じさせない堂々っぷり。さすがです。
さて今回はここまで。私たちの馬、ウマカモ・シレネーをどうぞよろしくお願いいたします。Layoutにはこのシレネーの他にも個性的な馬が待機しておりますので是非見にいらしてくださいね。
(Text :Kawamura)
No.76838
トライバルラグ
SIZE : 92×84cm
Price : 67,100