今思ってるインテリアのこと Vol.23

毎年行われていたイベントの多くが、去年は中止になってしまいましたね。
今年はどうなるのかな。東京オリンピックもやるのかなとか、毎年楽しみにしていた歩いて1分で打ち上げ会場に着く、近所の花火大会はやるかなとか。
インテリアのイベントも、去年はミラノサローネが何度かの延期を経て、2020年は行われず、2021年も本来の4月開催から、9月に変更しています。 

インテリアの仕事を始めてから、憧れていたミラノサローネに初めて行けたのが3年前の2018年。 

雑誌やネット情報でしか見たことがなかったトレンド最先端の場所に行けた喜びを、今でも思い出します。鼻血が出そうになるくらいに興奮したことも。 

9月に開催されても、今年は参加できそうにないですが世界中がコロナの影響を受ける中トレンドを作りだしているブランドやデザイナーは、どんな空間や家具を作り出しているのか興味あります。 

オンラインでの情報発信も、おそらく例年よりも多くなりそうなので開催されれば現地に行かなくても楽しめそうです。 

最近パーソナルチェアをご検討されている方が多いです。 

リビングに置きたい家具は、ソファが一番多いと思いますが1人で贅沢に座るのであればパーソナルチェアほど寛げるものはないのではないかと思います。 

パーソナルチェアの良い点は 

1.リビングに、パーソナルスペースを作れる。 

ソファで大人数座ってワイワイするのも良いですが、そんなワイワイしている時でも不思議とパーソナルチェアに座ると自分だけの空間を作ることが出来ます。 

ウィングバックと言われる背もたれの上部が高く耳がついた形状のものは、座っている時に視野が狭くなり良い意味での閉鎖的な空間を作ってくれます。元々は、頭部を風や暖炉の熱から守るためだったそうです。 

2.部屋のアクセントになる。 

ソファだけでは単調な空間になりがちですが、パーソナルチェアを置くことにより空間にアクセントが生まれます。ソファと同じ形状の1人掛けを置くよりもデザインが異なったパーソナルチェアを置く方が、アクセントとなりソファとは違う座り心地を得られるチェアを置くことも出来ます。ソファの張地はシンプルに、パーソナルチェアの張地は少し冒険してみても良いかもしれません。 

3.狭い部屋でも置けます。 

部屋の広さや、他に置きたいものがあったりしてソファが置けない場合でもパーソナルチェアなら置けます。一人暮らしのワンルームでも、寝室のベッド横にでもリラックスできる場所を作ることが可能です。 

4.住まいが変わっても活きる場所がある。 

ワンルームマンションでは、ベッド以外の寛ぐ場所として。少し広い部屋に引越した際にはソファ横に。家を建てたりした際は、変わらずにリビングに置いたり寝室に置いたり。 
とにかく住まいが変わっても置く場所は見つけられる家具です。 
そんな家具だから、早いうちから気に入って多少高価でも永く使えるものを選んで欲しいです。 

5.色々な形状がある 

リクライニング機能のあるもの、座面が回転するもの、ロッキングチェア(前後に揺らせるもの)など座っているときの気分や行動に合わせて可動する機能を備えているものもあります。 
自宅にあるロッキングチェアに座っていると意味もなく揺らしているだけで、リラックスできます。 
家具を買う際は、パーソナルチェアも検討してみてはいかがでしょうか。 

今年は、2年ぶりに兼六園へ桜を見に行ってきました。去年は、自粛してましたが今年は混雑しそうな時間帯を避けてあまり立ち止まらず、花見団子も食べず(兼六園内にある団子屋さんの納豆餅おすすめです)、ビール飲むこともなく桜を鑑賞してきました。桜の開花に合わせて兼六園は、1週間ほど無料開放されます。 

もちろん兼六園も良いのですが、近くの金沢城公園内の桜もおすすめです。石垣と城と桜。 

次の桜は、ビールを気兼ねなく飲みながら宴会がしたい。 

我が家のパーソナルチェア。15年ぐらいは使っているニーチェア。
使わないときに折り畳めるのが便利 

2021年金沢城公園の桜 

(text : Doi)


DOI KOUHEI

富山県出身石川県金沢市在住 40歳 
家具に興味を持ってから、インテリア関係の仕事に就きたいと思い金沢のインテリア専門学校へ、店舗内装デザイン会社の後、23歳ぐらいからインテリアショップ勤務。
現在も、金沢市内のインテリアショップで販売、法人営業、家具プラン作成たまに配送と何でもこなす。
趣味は、太らずにお酒を飲みたいための適度なランニングと包丁で野菜を切るのが楽しいので簡単な料理。