スタッフOKとアーティスティックなモノたち

こんにちは、ブラタモリが大好きなスタッフO.Kです。ブラタモリは教養番組だからと言い訳をして大学受験期に見まくっていました。受験科目は国語と世界史、番組で得た知識を使った記憶はありません。

さて、スタッフO.Kとアーティスティックなモノたち、第二回のテーマは「街歩きで鍛える対ラグ審美眼」です。

日々、ラグを見つめて感想を言い合うLayoutスタッフたちですが、なかなかに高度な話し合いが繰り広げられるため、新人の私はついていくのに必死です。このままではいけない!と思い、ラグを褒める瞬発力を鍛えるため、街中にあるモノに感想を言う毎日です。今日は皆さんにその一部始終をお届けします。

エントリー NO.1 カッティング・イン・不死鳥

まずは初級編、これを見て何も思わない人はおそらくいないでしょう。えっ!カッティングイン?不死鳥?色々突っ込みたくなるネーミングセンスです。おそらく駐車場の名前なのですが、英語でCut inは割り込む、的な意味を持っているらしいので割り込み駐車を推奨している駐車場と捉えていいのかもしれません。なかなかの無法地帯です。そして、不死鳥。割り込みをされて死んだメンタルが何度でも甦えるように、との願いをこめてつけられたのかもしれませんね。倒れた看板が何かを物語っているようです。

エントリーNO.2 毛根タイル

さてお次はこちらのタイル。散歩中に偶然出会ったのですが、見た瞬間「これは毛根柄のタイルだ!」と思いました。若い男性の頭髪でしょうか、黒くて太い、しっかりとした毛根です。若干根元がスカスカして傷んでいる気もしますが、どうか何十年後もこのまま健やかであってほしいですね。斬新すぎる柄を、ブルーの縁取りが爽やかにまとめています。

エントリーNO.3 (´ー`)

スネてますね。何か気に入らないことでもあったのでしょうか。どこか悲しみの感情も持ち合わせているように感じます。スーパーに行って、お菓子を意気揚々とカゴに入れたけれど「ダメです、戻してきなさい」とお母さんに言われてしまった時の子供のような顔です。今度は買ってもらえるといいね。

エントリーNO.4 ニコるの挑戦

深夜の公園で撮ったのでロークオリティな画像ですがお許しください。これはベーゴマ大会の順位表のようです。注目は10月から12月にかけて。10月の覇者、「ニコる」は別の競技でも名前が載っている常連です。この月も当たり前のように勝ちを手にしたのでしょう。しかし、翌月。一位の座を「りょうパパ」に奪われてしまいます。子供の参加する大会で大人気ない!パパの参加もありなのか!と言う子供たちの声が聞こえてきそうです。おそらくニコるは子供のガキ大将的なポジションなのでそんな子供たちを代表して12月の王座奪還を目指したはずです。そして迎えた運命の12月。なんと1位ニコる、2位りょうパパ。見事雪辱を果たしました。すごいぞニコる。

エントリーNO.5 アラビアンナイト

こちら、夜にのみ街頭のあかりと月明かりによって現れる、アラビア文字「و」(ワーウ)です。フェンスの影がちょうどいい塩梅に落ちているんですね。千葉の街角で、ひっそりと毎夜プチアラビアンナイトが人知れず開催されているようです。

エントリーNO.6 タイレストラン?コン

タイ料理屋の看板、なんとも絶妙なバランスの文字です。これを作ったデザイナーに是非会ってみたい!こんなバランス、常人ではなかなか思いつかないのではないでしょうか。左下から登るように放物線を描いて配置された「タイレストラン」。そしてキュッと詰まった「メコン」の文字。メがコにめり込んで、もはやメの形を保っていません。Fコン?×コン?ときめきが止まりません。

さて、少し暴走気味でしたが、人が作ったものは何て面白いんだろうと日々思って過ごしています。これで対ラグ審美眼が鍛えられているかどうかは書いているうちに自信がなくなってきましたが、人の想像力次第でどこまでも可能性が広がるのはラグも同じです。褒めて可能性を伸ばしてあげたい!その一心で今日も街中で、お店で、家で、いろんなモノたちを愛でていきたいと思います。