株式会社FAH末好宏紀の連載ブログ11回目。
実は、この11回目のブログは、10回目を書いてから約2ヶ月半の時間があいてます。
理由は、貯金と油断。
このブログは、タイムリーに書いているわけではなく、少し余裕を見て先に書いてます。要は、ブログ貯金をしてます。
そのおかげで、時事的なことは書けない。笑
スタート時、前田社長からのリクエストは、月2回の依頼でした。
なので、10回書いてれば、5ヶ月はあるはず。
スタートは8月予定。『2020年内は大丈夫だな。』蓋を開けてみれば、毎週UPされてるやないかい。
そら、貯金なくなるはずだわ。と、油断してた私。
ただ、2ヶ月半の時間でインプットできたと事もたくさん。
2020年、予定通りに進まない。年ですね。
では、本題に。
『ペンダントライトは宙に浮くアクセサリー』この名言は、何を隠そう、前職(インテリアショップ勤務時代)に、私が、恥ずかしげもなくお客様に言った言葉です。
手前味噌ですが、私は、物事を何かに例えるのが得意なようで、スタッフをはじめ、お客様に褒めてもらえます。時には、お客様が『例え』をしたら、『でましたね』とニヤニヤしながら、言って来られる事もあったくらい。
『例え』は人に伝えるときにとても大事な表現の一つと思っていて、詳しくない人に、どう伝えるかを考えた結果、自然に身に付いたのだと思います。
その人が、知らない感覚や知識を、より早く、わかりやすく伝えるために。その中でも、今回のタイトルにもなっている『ペンダントライトは宙に浮くアクセサリー』は、5年以上前にした発言なのに、今でもいじられるくらいです。
いじられる度に、とても恥ずかしいですが、それだけ、『しっくり来る表現』なんだなぁと嬉しくなります。
話は、戻って。。。。部屋で一番、目線に近いモノの一つが照明だと思っています。その中でも、空中に浮いているモノはそう多くありません。
特に、ペンダントライトは、目線の高さに近く、光まで放っています。
そう、インテリアの印象を決めるのにめちゃくちゃ大事と言う事です。
あくまで、私の経験上ですが、日本人の多くは、照明に光(明るさ)を求めてることが多いです。これは、決して間違いではないです。
むしろ、基本中の基本です。
それに加え、ヨーロッパでは、『空間の演出』という要素をとても大事にしてます。大げさかもですが、照明一つで部屋が変わります。
想像してみてください。
高級レストランに、コンビニの照明。逆に、コンビニに、高級レストランの照明。まったく違う空間になってしまいます。
照明の、明るさ、光の漏れ方、光源の位置など。が、空間作りに置いてとても大きい意味を持ちます。
そもそも、ヨーロッパでは、夜の家で明るすぎる空間を嫌います。『夜を昼にしてどうする。』と言われた事があるくらいです。
明るい照明を一つではなく、『必要な場所に光を置いていく発想』と言われたのも印象的でした。
照明は、それほど、おもしろく深いです。最近、日本では、ダウンライトがとても多く使わてます。(私の家でも。。。)それが悪いとは全く思いませんが、どうしても味気ない空間になると思います。
さまざまな住宅事情があるとは思います。ただ、できれば、影が生まれる、照明を一つ設置してみてほしいです。
ペンダントライトでも、テーブルランプでも、フロアランプでもどれでも、OKです。
その照明がインテリアにおいての、アクセサリーになってくれます。ネックレスやイヤリング、時計のように、アクセサリーは、『華やかさや、品を演出してくれます。』『灯り』は、人に安らぎも与えてくれます。
たまに、お気に入りの照明だけを照らし、自分のインテリアに浸ってみるのも素敵だと思います。とても癒されるはずです。日本にも、照明というアクセサリーを自慢し合う文化が生まれてほしいです。
『ペンダントライトは宙に浮くアクセサリー』少し、クサいセリフですが、使ってもいいですよ。いや、使ってください。笑
(text : SUEYOSHI)
SUEYOSHI HIROKI
株式会社 FAH 代表取締役
1985年広島生まれ 京都育ち 1年だけカナダ暮らし。
20歳のときに入ったインテリアショップに衝撃を受けインテリアの仕事で生きていくと決意。23歳から35歳まで、広島のインテリアショップに勤務。自分のごだわりではなく、依頼者の理想を暮らしやインテリアを具体化する『カメレオンコーディネーター』を目指し日々を過ごす。
2020年 株式会社 FAH 設立。
個人宅。モデルハウス・ルーム。店舗(ホテル・飲食店等)商品開発などインテリアに関わる事を楽しくするために日々挑戦中。