スタッフ秋山の“ラグ愛はここから”

ラグが大好きなLayoutの仲間たちに、その“ラグ愛”がどこからやってきたのかをインタビューしていきます。

今回は元シェフでママさんスタッフの秋山に登場してもらいました!

お客さまとラグの化学変化

「ラグをお客さまに送り出すときは、いつもお嫁に出すような気持ちになります」

そう語る秋山は、現在ショールームでの接客のほか、ラグの魅力を発信するために欠かせない業務を担当しています。

「入力業務や売上の管理など事務作業だけでなく、インスタグラムの更新や、モニターアンケートの管理なども行っています。インスタグラムでは、働くスタッフたちの存在を感じていただけるような、あたたかみのある投稿を目指していますね。アップする写真も、できるだけ実物と近い色味に何度も修正するなど時間をかけています」

「購入されたお客さまにお願いしているモニターアンケートは、私たちにとって勉強になることばかりなんです。ご自宅にラグを連れて帰ったあとも『Layoutで買ってよかった』と感じていただけるとうれしいですよね。ラグをご自宅でどのように敷いているのかお写真もいただいているのですが、これがまた素敵で! 床材や他の家具との組み合わせも、どんな暮らしの人が使っているのかイメージが湧くので、他のお客さまのラグ探しをお手伝いするときの参考にさせてもらっています。おうちもラグも一つとして同じものがないからこそ、素敵な化学変化がありますよね」

みんなで作り上げる心強さ

入社2年目の秋山ですが、実はこの目黒川沿いのショールームとは深い縁が。

「ここにLayoutができる前にあったレストランで、約14年間経営とオーナーシェフをしていました。大好きで大切なお店だったけれど、娘が生まれてからディナータイムに厨房に立つのが難しくなってしまって。どうしていこうか悩んでいたときに、コロナの打撃もあり、続けたい気持ちもありましたが、お店を閉めざるを得なかったんです。でも、後から入るのが、私自身もラグを買ったことがあるLayoutだと知って安心しました」

「そんな中、引き渡しの打ち合わせを重ねるあいだに社長の前田とブランドマネージャーの平井に『うちにこない?』と誘われたんです。『お子さんが大きくなるまで、うちで働きながら家族と過ごす時間をもつのもよいのでは?』と。いつかまたレストランを開きたいという私の気持ちも理解していただいたうえで、その時が来るまではLayoutで一緒に働かないかと誘ってもらいました。純粋にその言葉が嬉しくて、同じ場所でまた働くことで、なにかお役に立てるのではと、思い切って入社を決意しました。実は今でもこのショールームにも、レストランの名残をたくさん残してもらっていて。カウンターやヘリンボーンの床など、愛着があった内装が今もそばにあるんです」

「現在はできるだけ娘と過ごせるよう、朝は1時間早く出社して、夕方5時までという働き方をしています。週末もお休みをいただくこともあって、ありがたく調整してもらっていますね。それにしても、Layoutで働く2年はあっという間ですね……! 働き方だけじゃなく、気持ちも変わったのかも。自分だけが責任を負うのではなく、スタッフみんなでLayoutをつくりあげていく心強さを、とても感じるんです」

プロとして最良の提案を

「料理や陶芸など、手仕事の一点物が無性に好き」という秋山にとって、職人がひとつひとつ手で織るラグに惹かれたのは、ある意味必然だったのかもしれません。実際、一見まったく違う仕事に見えて、シェフとLayoutの仕事には共通点があるそう。

「飲食もラグも、お客さまとの接し方は実は似てるんです。飲食では、あえてお客さまの知らない料理や食材を提案することで新しい発見や感動を味わっていただけますし、ラグを探しに来たお客さまにも、幅広い商品をお見せすることで、本当に喜んでもらえる1枚と出会えると思っています。プロとしてお客さまの期待を超え、最良のものを提供するという意味ではどちらも同じなのではないでしょうか。違いといえば、料理はそのひとときの五感で味わう愉しみなのに対して、ラグは長い時間をかけて一緒にともに過ごすところ。だから、Layoutではずっとラグと暮らしていただくためのクリーニングやメンテナンスの提案も大切にしています」

「Layoutのいいところは、いろいろなバックグラウンドを持つ人たちが集まって、幅広い働き方を受けいれてくれる懐の深さだと思います。他に仕事をしながらLayoutで働いている人もいますし、私のように家族と過ごすために働く時間を調整している人もいる。それも片手間ではなく、みんなが『Layoutが好き』という気持ちでつながっているのが魅力です。今は私のやりたいことを応援してくれるLayoutに恩返しするために、このお店をもっとよくしようと頑張っています」