Layoutがイランを旅したお話し Vol.1

今回のLayoutの旅はギャッベのふるさとシラーズからイラン第二の都市マシャッドを訪ねました。

中東の大国イランへは羽田からドーハ、ドーハからテヘランと乗り継ぎ向かいます。

ドーハと言えば、僕ら三浦カズ選手信仰世代には、サッ カー日本代表がイラクと対戦しW杯出場が絶たれた 「ドーハの悲劇」でお馴染みのカタールの都市。ロスタイムに同点ゴールが入ったときのあの困惑と喪失感は今も鮮明に覚えています。そして、その4年後の11月16日(私 の結婚式がおこなわれた日の深夜)岡野選手のゴールでW杯初出場が決まった「ジョホールバルの歓喜」があった ことをお伝えして本題に入りたいと思います。

今回の目的は、買付はもちろん、テヘランで毎週金曜 日に開催される蚤の市を見ること。

商業施設に隣接する立体駐車場を開放しておこなわれ るこのイベント、結構規模が大きくて6~7階建ての立 地駐車場のなかに所狭しと店が並びます。

出店しているのは、衣料品、レコ―ド、本、雑貨、 ビンテージ小物、ガラクタ、なんだかわからないモノ、もちろん絨毯もあります。フードカーもあってな かなか充実しています。

老若男女でごった返す中、掘り出し物がないかと上 に下にと歩き回っては物色して価格交渉していきます。 好みの店を何回も訪れているうちに、同じような趣味の少年と顔を合わせるようになって、「なんかいいの あった?」なんて会話したりして楽しい感じ。彼はデジタル時計を手に入れたようです。

僕はチェコ製とドイツ製の赤い置き時計と息子のお土産にイギリス製の望遠鏡をゲットしました。もちろんお 土産用にも楽しそうなものをたくさんゲットしましたよ!!  


シラーズに向かいます

さて、翌日はシラーズに向かいます。

イランの国内線は経済制裁の影響で航空機の新しい部品が手に入らず、古い部品を整備しながら使っているとの噂を日本にいるイランの方からよく耳にします。確かに国内線の空港の端には部品取り用と見られる飛行機がたくさん見受けられ、なんとなく気になりますが、このだましだまし(飛行機のだましだましは結構怖いけど…)飛ばしている飛 行機に乗ってギャッベの故郷シラーズへと飛び立つのでした。