『空飛ぶハンバーガー』

こんにちは!
みなさまにニュースです!

空飛ぶ絨毯ならぬ、空飛ぶハンバーガーがLayoutで発見されました。
なんとも奇妙なラグをご紹介します。

空飛ぶ絨毯

絨毯という言葉で「空飛ぶ絨毯」や「魔法の絨毯」をイメージされる方がいるかと思います。
遊牧民の生活に密着した極めて身近な道具としての役割を持ちながら、魔法で空を飛ぶという非現実的なイメージを持つ絨毯(ラグ)はなんとも不思議だなと思います。

この空飛ぶ絨毯が登場したのはもちろんアラジンが最初ではなく、その元となった「千夜一夜物語」の第949夜のお話だそうです。
アラビアンナイトというこれまた響きのいい名前でも呼ばれる物語ですが、なぜ千夜に渡りお話を続けなければならなかったのか。ここでは割愛しますが、真相を知りたい方はぜひ調べてみてくださいね!

ロマンチックなエピソードが満載そうな「千夜一夜物語」は、ササン朝時代に中世ペルシャ語で書かれたものがもとになっています。

話が逸れましたが、今日ご紹介したかったのはササン朝時代には惜しくも存在していなかったであろう「空飛ぶハンバーガ―」が登場するとある町を描いたラグ。

はっきりとハンバーガー

まずはこちらをご覧ください。

ふわりと宙に浮く、妙なハンバーガー。
ビッグマックのようなボリューミーなタイプではなく、きわめてスタンダードなハンバーガーに見えます。
私の大好きなチーズすら挟まっていません。

アラジンではロマンチックに夜の町を見下ろしながら絨毯で空を飛んでいましたが、こちらのハンバーガーは人々が寝静まったあとにひっそりと空を飛んでいるようにみえます。

おそらく誰もその姿をみたことはないでしょう。

この町は一体

赤く色づいた木が立ち並び、カラフルな大きな家と後ろには山が見えます。ヨーロッパの田舎町のようです。

ちょうど先日読んだ本に、スウェーデン南端のマルメという港町のことが書いてありました。
艶のある紺色のパイルが空にも海にも見えてまるで港町のよう。
行ったことのない町ですが、素敵なところなんだろうなぁ、、、

美しいフレーム付き

ハンバーガーはさておき、こちらのラグには美しいフレームがあしらわれています。

職人さんの手で彫られた木彫りの美しい額のように、ベージュとブラウンの規則的な幾何学模様が並んでいます。
このフレームのデザインがシンプルながらとても素敵で、ラグを1枚の絵のように見せてくれます。

素敵な絵を飾るようにラグを壁に飾るのはとっても楽しいです。
しかし、ラグは敷いて使うことができるということも忘れずにいたいと思っています。

心地よさはラグ選びの大切なポイント

柔らかく艶のあるなめらかなウール。
足から幸せを感じられる、たっぷりと毛足のあるパイル。
私の好きなタイプです。

心地よさとは人それぞれでさらっとした肌触りが好きか、つやっとした肌触りが好きか。
ラグもお洋服の素材や着心地を選ぶみたいにして、自分にあった心地よさのモノを選ぶのが楽しいですよ。

眺めているとどんどん好きになる

ラグってとても不思議です。
ずっと眺めていると、どんどん好きになっていくんです。
誰も知らない私だけのストーリーが走り出して、色々な想像を掻き立ててくれます。
こんなに素敵な港町なのにハンバーガーが飛んでいるんですよ。
なんてかわいいんでしょう。こうやって愛着が増していくんですね。

(text : Hirai)

No.91822

トライバルラグ
バルーチ
Size : 154×95cm
Price : 77,000