こんにちは!お久しぶりです。
はるか遠い昔に洋裁学校を卒業したことを思い出し
洋服をつくろうかと型紙を作成して満足し洋裁道具を置いた小松です。
中目黒店は桜のシーズンが落ち着いて、青葉がきらりと光る新緑の輝かしい季節になりました。
季節によっては気になる色がコロコロと変わる私ですが最近は緑の色が気になります。
と、いうことで今回は私の大好きな「カシュガイ族」のラグのご紹介です。
いつかは絶対にカシュガイのラグが欲しい!とスタッフに豪語しておりますので
カシュガイラグの魅力をいつまでも暑苦しく語れます。
こちらは落ち着いた大人クラシカルカラー
新緑カラーというよりは落ち着いた青緑色。お洒落な例えで言ってあげたいのですが
もう、あれにしか思えません。
そう日本人では馴染の「青のり」「あおさ汁」色なのです。和食にピッタリ!落ち着いちゃう!
このデザインは
「ヨーロッパ辺りの蚤の市にふらりと出かけて見つけてしまったアンティークのレースのひざ掛け」
と私が勝手に呼んでいるデザイン(長い)
チェコあたりの湖畔に佇むリクライニングチェアーに腰かけて、手袋を編んでいる年配のご婦人(丸眼鏡必須)の膝にかかっている繊細なレース編みを思い出します。(思い出します?)
よ~く見ると動物や草花と一緒にスカートをはいた女の子のデザインも。
恐らくカシュガイの女性だとは思いますが、大人アンティークなクールな印象から
くるんっと変わってチャーミングな印象に。こういう肩の力が抜けるような可愛いデザインをカシュガイは大得意だと思います。彼らは老若男女、こういうチャーミングなデザインが好きなのかもしれない、、と思うと
遠い異国のヒゲを生やした強面のオジサンも可愛くみえてきちゃいます。
1枚で2度も3度も楽しめるデザインはカシュガイのラグが大好きな理由の1つでもあります。
ウールなだけに…
また、なんといってもカシュガイの好きな点は手触りのよさ。密度のある織と柔らかくしっかりと私たちをホールドしてくれる安心感はくるんっ!くるまれたくなります。普段から夜は皿洗いそっちのけでラグの上で少しだけ目を閉じたつもりが、長時間の夢旅行に旅する私ですが
この大判のカシュガイは大の字で寝ても包み込んでくれるサイズとホールド感で
ヒツジを数えなくたって心地の良い睡眠に誘ってくれるのです。ウールなだけに。
そしてこのラグの魅力はベースの色。グレーともブラウンともいえる絶妙なカラー。
可愛い色のヒツジがいるんですね。
やっぱりあの巨匠の絵が隠れておりました。
私の中で「なんか好き」というモノには必ずといっていいほどあの巨匠を思い出させる何かが隠れています。そしてこちらのラグもやはりおりました。
天空の城ラピュタでは、作中の中に庭の手入れをして鳥を大切にしている唯一の心優しいロボット兵が登場します。このカシュガイの楽園の中にも「愛すべきロボット兵」の姿をとらえました。
草花や動物に囲まれてとても幸せそう。この世界を絶対に壊したくないとさえ思わせます。
そうなるとこのラグはあおさ汁を飲んでほっと一息でもありますし、アンティークレースのひざ掛けともいえるし、ラピュタの楽園とも言えますね。どちらにしても優しい世界なのだけは確かです。ラグは色々な空想を抱かせてくれるからとても魅力的で面白いです。
カシュガイ族のラグは細かい織の繊細なタイプも生活の中で培った力強い生命力を感じるデザインもあり本当に無限大の魅力を持っています。
まだまだ、話したりないですが暑苦しくなったので続きはお店でお会いしましょう!
(Text : Komatsu)
Tribal rug
No.995664
Size : 199×146cm
Price : 572,000(税込)