インテリアから見る日々 Vol.12

株式会社FAH末好宏紀の連載ブログ12回目。

前回までの反省を元に、ブログを書くペースをちゃんと守るようになりました。

すいません。このブログの提出1日遅れてしまいました。

先日、前田さんお会いする機会がありました。『コツコツ続けることって大変でしょ』と、言われました。
おっしゃる通りだなーって。素直に思いました。
普段、コツコツが苦手な私は、こうして、依頼をもらわないとできない人なので、あらためて、ブログを書く機会を与えてくださったことに感謝します。

最近よく、思う事があります。『仕事に、必殺技や裏技はない。』
若いときに、世の中のすごい人は、何か特殊能力や裏技があると思ってました。

もちろん、どの方もとても信じられないくらい賢いです。でも、『結局は、コツコツ積み上げていくだけ。』30歳すぎて気付く自分が恥ずかしくなりましたとさ。

では、本題に。

『インテリアで一番大事なモノは何か論争』

今回は、インテリア関連の仕事をしている人が、飲み会をしていて、一番盛り上がりそうなテーマにしてみました。
よく、プロアマ問わず、インテリアで一番大事なモノは何かと聞かれます。
ソファ?テーブル?椅子?ラグ?床?壁?テレビ?キッチン?風呂?など。。
いくらでも大事そうなモノが次々と出てきます。
全てが正解と思うわけです。

ただ、正直、この手の質問には、答えがないですし、人によって違います。心の中では、『そんなの知らないよ』と思うこともあります。苦笑。

ただ、それでは、質問の答えにならないので、ある便利な答えを見つけました。

インテリアで一番大事なモノは、『住む人とその人がどう暮らしたいか』と、答えるようにしてます。
インテリアの仕事してますが、結局は、住む人次第なのです。

ここから、あるタイトルから脱線します。。。。
私は、インテリアでご飯を食べているので、一般の方に比べると、『知識、経験、またそこからくるセンス』は、ほとんどの方よりあるでしょう。
ただ、すべての人に当てはまるインテリアの答えは持っていません。
正確に言うとそんな答えはないわけです。

いろいろなインテリアのプロがいますが、私の場合は、『私があなた(お客様)ならどんな商品を選ぶか。』を考えるようにしています。
主役は、暮らす人。

そういう意味では、カメレオン俳優と似てます。(良く言いすぎました。)インテリア(特に家具)の知識を持ったまま、お客様以上にお客様になる。
これが、実はとても楽しいのです。
百人いれば百人のインテリアがあります。

そして、ある日、素晴らしいインテリアは無限にあることに気づいたので、どれだけ、素晴らしいインテリアに関わるかが、人生と仕事の目標になってます。
話を少し戻しますが、大事なモノは『住む人とその人がどう暮らしたいか』そう、どれだけインテリアに興味を持ってもらえるか。インテリアを楽しんでもらえるか。

これがとても一番大事なことだと思ってます。
何が言いたいかというと、インテリアが好きな人が増えてほしい。それが、インテリアに関わる人の使命だと思ってます。そのきっかけの為に、このブログも書いてます。今回のテーマに向き合った結果、もう一つ答えが浮かびました。

インテリアで一番大事なモノは何か?

インテリアの楽しさと文化を伝える人。

これいかがでしょうか?もし、答えに納得されない場合は、ゆっくり飲みながら、夜な夜なインテリアで一番大事なモノを考えましょう。
インテリアってなんなんでしょうね。おもしろい

(text : SUEYOSHI)


SUEYOSHI HIROKI

株式会社 FAH 代表取締役 
1985年広島生まれ 京都育ち 1年だけカナダ暮らし。
20歳のときに入ったインテリアショップに衝撃を受けインテリアの仕事で生きていくと決意。23歳から35歳まで、広島のインテリアショップに勤務。自分のごだわりではなく、依頼者の理想を暮らしやインテリアを具体化する『カメレオンコーディネーター』を目指し日々を過ごす。
2020年 株式会社 FAH 設立。
個人宅。モデルハウス・ルーム。店舗(ホテル・飲食店等)商品開発などインテリアに関わる事を楽しくするために日々挑戦中。