Journey to Iran vol.5

2020.2/15(土)タブリーズ
買付3日目 前半

タブリーズの滞在は1日しかないため、気合を入れて朝早くから集合してバザールへ!
雪が結構積もっていてびっくりです。

タブリーズを案内してくれるのは、こちらのマジドさんです。

ところが、、、バザールに着いてみるとどこもまだ開店前で開いていない!
とりあえずぐるぐる歩き回ってみることに。

タブリーズのバザール

ここでタブリーズという町の紹介を。
タブリーズはイランの北西部、東アゼルバイジャン州の州都 です。

テヘランよりも北にあるのでものすごく寒い!
イランではテヘラン、マシュハド、イスファハンに次ぐ第四の都市で大きな町です。
タブリーズにはアゼルバイジャン語を母語とするアゼルバイジャンの人が多く住んでいます。

私たちが朝からやってきたこのバザールはなんと世界で最も古いバザール!
それと 同時に世界で最も長いバザールだそうです。

その歴史は1000年以上で、「マルコ・ポーロ」や「イブン・バットゥータ」も訪れたらしく、昔から重要な貿易の拠点でした。
2010年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。

お店がどこも開いていないのでどうしても壁や扉や天井に目が行くのですが、どこもとても絵になるかっこよさです。

個人的には、この左の写真がお気に入りです。

雰囲気のある木の扉とレギンスを履いたマネキンのギャップにときめきを感じました。
日中は賑やかで現代的なものが並ぶバザール。人々の今の生活を支えている反面、お店を閉じると静けさがやってきて建物や扉にその歴史の背景を感じることができる。

毎日買い物に来る場所が1000年以上の歴史ある建物、なんていうシチュエーションは日本ではまずないですよね。

ところどころ、鍋やサモワールから湯気が上がっていて立ちながらさっと朝食をとっている人やチャイを飲んでいる人も。
朝の働く人々の日常を垣間見ることもできました。

結構歩きましたが、まだお店はポツポツとしか開きません。
さすがに寒すぎて一度温まろうとカフェに行くことに!
何気なく入ったところが、絨毯も売っているカフェで中はとてもいい感じの雰囲気。

ラグのセンスもよく素敵なラグもあったのですが、観光客向けのようでとにかくものすごく高かった。。。
チャイやカフェラテで温まったら、またバザールへ繰り出します。
絨毯ばかりが集まる通りへ向かってみると開いているお店が!
やっと買付スタートです。

探します!

Layoutのお目当てはタブリーズのラグの代表的なデザイン”マヒ”というデザインの小さめのサイズを仕入れること。
マヒはペルシャ語で魚の意味で、葉っぱのモチーフが小魚に見えたということからこの名前で呼ばれるようになりました。

何軒かまわってみますがこのマヒ柄の小さいサイズが全然見つかりません!
ピンチです。。。
たくさん聞いてやっと見つけました。小さいサイズが少ないと聞いてはいたのですが、こんなに苦戦するとは。こちらがマヒ柄です。

この後も探しますが、マヒ柄があまりにも見つからないのでタブリーズ近郊のトライバルがあるというお店へ向かいます。

つづく